紅の紋章
父と子の絆
純子が孝行の存在を辻家に知らせていなかったことに対して、道也が疑問を持つ。辻家とは関係なく孝行を育てようと決めた、と純子は説明するが…。邦代もまた道也と同じように納得がいかず、純子に会いにいく。孝行は純子と道也の子どもではないのか、と疑惑の目を向ける邦代。孝行を辻家の後継者にしたい邦代は、道也にも会い、純子との関係を確かめる。道也は孝行のことが可愛くてたまらず、おもちゃなどを買ってしばしば会いにいく。その夜も純子の家を訪ね、「この子が自分の子どもだったらいいのに…」と愛しそうに孝行の寝顔を見つめる。その姿に、純子は思わず真実を告げたい衝動にかられて…。