紅の紋章
夢のピリオド
精太郎の自殺が公になり、純子は二度目の嘘をついたことを生徒たちに謝罪。その日限りできっぱりと教師を辞める。邦代は純子を誤解していたことに気づき、学校を去る純子に感謝の言葉を述べる。珠彦は改めて純子に自分の気持ちを告白。自分のパートナーになってほしい、と求婚する。純子は病院を閉鎖する道也に会いにいく。どんなに遠く離れていても、お互いを信じて生きていこう、と語りかける道也。二人は互いに自分たちが兄妹でないことを知りながらも、それを口にしようとはしなかった。それからまもなく、純子は置手紙を残して、辻家を出ていく。