紅の紋章
母として
珠彦が道也の病院への融資を決定する。辻家のことを優先的に考えてほしい純子は、融資を中止するよう珠彦に助言する。綾子はもう一度道也と話し合う。自分に道也の夢の手伝いはできないのか、と問いかけるが、「君は君の夢を追い続けてほしい」という答えが…。綾子は芸術大学を受験する決意をする。純子も応援して、デッサンを教え始める。そんなある夜、酔って帰宅した珠彦が純子を抱きしめ、愛を告白する。不安を愛情にすり替えても前には進めない、と母親の慈愛をこめて、純子は珠彦を諌める。綾子が級友たちに精太郎の自殺を告白する。