紅の紋章
突然の別れ
精太郎が突然、亡くなる。しかも、自ら命を絶ったことがわかり、純子らは衝撃を受ける。精太郎の遺品の中に、純子宛の手紙が見つかる。そこには純子への感謝と、これからの人生を自由に生きてほしい、という願いが綴られていた。精太郎の葬儀が執り行われる。社会的な体面を考え、精太郎は病死と発表されるが、純子や珠彦は後ろめたさを感じる。精太郎の自殺がどうしても信じられない綾子は、父親の死因について、道也を追及する。精太郎の死は自分に責任がある、と答える道也。精太郎は道也に見殺しにされたのだ、と非難の目を向け、綾子は飛び出していく。