紅の紋章
二人きりの授業
京子が純子に会いにいったのを目撃したマリは、京子を裏切り者呼ばわりし、いじめ始める。純子は心配するが、京子は堂々として、たった一人だけで純子の授業を受ける。純子に教師を辞めさせるか、それとも純子と離婚するか、邦代が精太郎に結論を聞きにくる。どちらも断る、と反発する精太郎。純子と道也の秘密を突き止めた、と邦代が言うので、精太郎はドキリとする。道也から外出を禁じられ、身体が思うように動かせない精太郎は、無力感にとらわれる。自分が夫と呼べる人は、生涯で精太郎しかいない、と精太郎を励ます純子。精太郎が突然、純子に離婚をきりだす。