紅の紋章
不幸せの選択
純子の過去をつきとめた邦代に対して、女郎をしていたのは自分だ、と玲子がきりだす。純子は自分を庇って、経歴を入れ替えたのだと…。その話を信じた邦代は、玲子の過去を知られたくなかったら辻家から出て行くよう、純子を脅迫する。玲子を傷つけてまで今の幸せを守りたくない純子は、精太郎に自分の過去を話す決心をする。玲子は猛反対。珠彦も、精太郎の病気のことを考え、絶対話すべきではない、と純子を説得する。純子は心が激しく揺れる。そんな純子に、過去に縛られて不幸になることが正しい選択なのだろうか、と問いかける道也。自分なら嘘をつき通すと…。