紅の紋章
秘密の告白
精太郎が心臓の発作を起こし、堂本病院に入院する。死ぬときの覚悟について語る精太郎に、純子は不安がこみあげる。珠彦が精太郎の見舞いにいく。いつになく穏やかな口調で、自分の会社を継いでほしい、と珠彦に頼む精太郎。3日間の検査入院の後、精太郎は退院する。その夜、珠彦が玲子の店で飲んでいると、精太郎がやってくる。自分にとって一番大切なのは家族だ、ときりだした精太郎は、珠彦に後継者になってもらいたいことを繰り返し訴える。翌日、精太郎の検査の結果が出る。自分が生き残るには成功率30%の手術しかないことを知った精太郎は、道也に重大な告白をする。