紅の紋章
夫の変化
玲子が院長室へ来て、坪内からの融資の連帯保証人になったことを道也に告げる。道也に抱きつき、道也に必要なのはこの自分だ、とささやく玲子。帰る玲子と綾子がすれ違う。連帯保証人のことを知らされた綾子は、院長室に入ると、その場で着ているものを脱ぎだす。自分を愛しているなら抱いてほしい、と道也に迫る綾子。その夜、綾子は、道也との婚約を破棄したい、と精太郎にきりだす。精太郎は道也に倍額の融資を申し出る。但し、条件として綾子との婚約の一時凍結と、辻家との関係を一切絶つことをきりだす。精太郎がなぜ急に道也を遠ざけようとしているのか、純子は疑問を感じる。