紅の紋章
悪魔の囁き
純子は実の父親・英作と会う。重い病に倒れた英作は、純子に辛い思いをさせたことを謝り、号泣する。余命幾ばくもない英作のために、精一杯親孝行しようと思う純子。そんななか、純子と綾子の関係は自然に修復される。珠彦は連日、玲子の店で酔いつぶれていた。店に顔を出した純子は珠彦を諌めるが、珠彦は純子への思いをぶつける。純子は珠彦を連れて帰宅。そこには、精太郎が仁王立ちで待ちかまえていた。そんなある夜、珠彦は玲子の店に閉店まで居座っていた。カウンターに突っ伏して眠る珠彦を見た玲子は、ふと微笑し、言ってはならないあのことを珠彦の耳元に囁きかける。