紅の紋章
悲しい関係
自分と道也は異母兄妹だった…。あまりにも衝撃的な道也の告白に、純子は気持ちの整理がつかなかった。翌日、純子は綾子に、道也とは兄妹だったことを打ち明ける。綾子はすぐには受け入れられずに、道也に今の純子への気持ちを確かめにいく。純子は精太郎にも、道也が兄であることを告げる。精太郎と話しているうちに事実を受け止める勇気が湧いてきた純子は、実の父親に会う決心をする。堂本病院へ行く前に、純子は玲子に自分の出生の事実を打ち明ける。純子が北原家を捨てるような思いにとらわれた玲子は、純子が実の父親に会うことに強く反対する。