紅の紋章
突然の求婚
純子は精太郎から突然、求婚される。道也のことで苦悩する純子は混乱するばかりだ。翌日、純子は堂本病院を訪ねる。自分たちが別れなければならなかった理由を今度こそ聞き出そうとするが、「今、僕は綾子を愛している」と、道也は答えるだけだった。院長室から出てきた純子を綾子が目撃。「純子と道也が密会している」と精太郎に告げ口する。精太郎から道也のことを聞かれた純子は、6年前に終わった道也との同志のような関係を語る。その頃、珠彦は届かぬ思いに、玲子の店で深酒をしていた。そんな珠彦に、純子が精太郎の妾になる、と玲子が…。