37歳で医者になった僕~研修医純情物語~
医者である前に、人である前に
名刺を配り始めた紺野祐太(草なぎ剛)は患者たちの間で人気者に。毎朝の挨拶回りもすっかり定着し、入院患者は祐太の訪問を心待ちにしていた。
ある日、すず(ミムラ)が休職中の仕事に復帰したいと言い出した。病状の悪化を心配するすずの父・博昭(志賀廣太郎)に頼まれたこともあり、祐太は復職をあきらめるよう説得するが、すずは反発。2人は険悪なムードになってしまう。
そんな折、祐太は、中島(鈴木浩介)と新見(斎藤工)が末期の膵がん患者・木島啓一(甲本雅裕)に転院を勧めようとしていることを知る。回復の望めない治療を続けるより、ホスピスで最期のケアを受けさせるべきというのだ。しかし中島らの本当の意図は、助からない患者を追い出してベッドの稼働率を上げることだと直美(真飛聖)から聞かされ、祐太は憤りを覚える。
明くる日、新見は木島に転院を勧め、病気が治る見込みはないと宣告。祐太は新見の無神経さを責めるが、「根拠もないのに『治る』と言う方がよっぽど無責任」と一蹴される。
新見に反感を抱いた祐太は、木島を助けられる転院先を探そうと、膵がん治療に実績のある病院に片っ端から連絡を取り始める。またも独断で突っ走る祐太を瑞希(水川あさみ)ら研修医は止めようとするが、祐太は聞く耳を持たない。そんな折、途方に暮れる木島の妻と幼い娘の姿を見かけた瑞希は、ある思いに突き動かされ、がん治療の研究グループに携わる母校の先輩を祐太に紹介するのだった。
翌日、祐太はカンファレンスで、新薬の投与を木島に提案したいと発言。しかし、その新薬は副作用も強く、日本では未認可。瑞希の母校の大学病院で治験が行われているが、効果が出ずに数日で死亡する患者もあった。
中島と新見はリスクが高すぎると猛反対。だが佐伯(松平健)は「使うかどうかは患者が決めること」と、木島の意思を聞いてみるよう祐太をうながす。意外な反応を見せた佐伯の真意が掴めず、戸惑う医師ら。
この後、祐太は木島に新薬の効果と危険性を説明し、投与を提案。木島から「紺野さんが『治る』と言ってくれるなら使います」と言われて言葉に詰まる。
ある日、すず(ミムラ)が休職中の仕事に復帰したいと言い出した。病状の悪化を心配するすずの父・博昭(志賀廣太郎)に頼まれたこともあり、祐太は復職をあきらめるよう説得するが、すずは反発。2人は険悪なムードになってしまう。
そんな折、祐太は、中島(鈴木浩介)と新見(斎藤工)が末期の膵がん患者・木島啓一(甲本雅裕)に転院を勧めようとしていることを知る。回復の望めない治療を続けるより、ホスピスで最期のケアを受けさせるべきというのだ。しかし中島らの本当の意図は、助からない患者を追い出してベッドの稼働率を上げることだと直美(真飛聖)から聞かされ、祐太は憤りを覚える。
明くる日、新見は木島に転院を勧め、病気が治る見込みはないと宣告。祐太は新見の無神経さを責めるが、「根拠もないのに『治る』と言う方がよっぽど無責任」と一蹴される。
新見に反感を抱いた祐太は、木島を助けられる転院先を探そうと、膵がん治療に実績のある病院に片っ端から連絡を取り始める。またも独断で突っ走る祐太を瑞希(水川あさみ)ら研修医は止めようとするが、祐太は聞く耳を持たない。そんな折、途方に暮れる木島の妻と幼い娘の姿を見かけた瑞希は、ある思いに突き動かされ、がん治療の研究グループに携わる母校の先輩を祐太に紹介するのだった。
翌日、祐太はカンファレンスで、新薬の投与を木島に提案したいと発言。しかし、その新薬は副作用も強く、日本では未認可。瑞希の母校の大学病院で治験が行われているが、効果が出ずに数日で死亡する患者もあった。
中島と新見はリスクが高すぎると猛反対。だが佐伯(松平健)は「使うかどうかは患者が決めること」と、木島の意思を聞いてみるよう祐太をうながす。意外な反応を見せた佐伯の真意が掴めず、戸惑う医師ら。
この後、祐太は木島に新薬の効果と危険性を説明し、投与を提案。木島から「紺野さんが『治る』と言ってくれるなら使います」と言われて言葉に詰まる。