第12回 2010年2月15日(月)放送 あらすじ

二人のドレイパー夫人

 スターリング・クーパーでは、ドンの留守の間に、ロジャーとバートラムによって役員会が招集され、パットナムとの合併話が、ドン抜きで、着々と進められていた。
 社員達は、ドンの不在をいぶかりつつも、それぞれの毎日を送っていた。
 ペギーは、ロジャーに直訴して、フレディの使っていた個人用オフィスを手に入れ、「出来る女」の地位を固めていく。
 ジョーンは、フィアンセの医師グレッグとの間に、微妙なズレを感じ始めている。
 ピートは、妻トゥルーディが勝手に養子縁組斡旋業者に登録をすませたことで怒りを爆発させる。トゥルーディは例によって父親に泣きつき、義父のトムから仕事を引き上げると脅されたピートは、仕事を捨てても我意を貫くことを通告する。
 ドンの家では、感情的になったベティが子供や友人に八つ当たり、ドンを迎え入れる気配は一向に見られない。
 そのドンだが、有閑階級の豪邸をあとにして向かった先は、サンペドロの町。そこには、本物のドン・ドレイパーの妻アンナが住んでいた。
 朝鮮戦争のあと、ドレイパーになりすましたドンは、中古車のセールスをやっていたが、そこに訪ねてきたアンナに正体を見破られ、全てを告白、以後、足の不自由なアンナの面倒を見ながら良き友人として暮らしていたが、やがてベティに出逢い、若者のような恋に落ち、アンナの祝福を得、ディック・ホイットマンの過去を捨てて、新たな人生に歩み出したのだった。
 アンナへの恩義を忘れないドンは、一生アンナの面倒を見ると約束しており、ベティとの衝突で傷ついた心を癒すためか、それとも決別の踏ん切りをつけるためか、自分でも分からぬまま、アンナのもとを訪れ、彼女の歓待を受けるままに、無為な日々を過ごしていた。そんなドンに、タロット占いで、さりげなく忠告を与えるアンナ。果たしてドンの下す結論は?

キャスト

ジョン・ハム
エリザベス・モス
ジャニュアリー・ジョーンズ
クリスティーナ・ヘンドリックス
ジョン・スラッテリー

ほか

スタッフ

【製作総指揮】
マシュー・ワイナー

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