第11回 2010年2月1日(月)放送 あらすじ

別世界

ロサンゼルスへ出張中のドンは、ホテルで若いヨーロッパ系の女に声をかけられ、パームスプリングスの豪邸に赴く。そこには、裕福な有閑階級のヨーロッパ系の男女がたむろし、さりげなくドンを持てなしてくれる。ドンに声をかけた女はジョイ、その父親の子爵ウィリー達と、年中世界を旅し、セックスと美食に耽る快楽主義者だった。肝心の仕事はピートに押しつけた形になったドンは、その豪邸で、ジョイとのセックス浸りの数日を送る。
NYのスターリング・クーパーでは、ドンのいない間、エグゼクティブ達も、どこか気の抜けた毎日を送っていた。ロジャーは、ジェーンに夢中となり、彼女との結婚を考え、モナとの離婚協議を弁護士に委ねるが、相手にも凄腕の弁護士が付き、前途は多難なようだ。
そんな中、この2年間、期待を裏切ってきたダックへの風当たりが強くなり、危機感を覚えたダックは、起死回生の会社乗っ取り作戦に打って出る。ロンドンのパットナムにスターリング・クーパー買収を持ちかけ、成功の暁には、自分が社長に納まろうという腹だった。そのダックの口車に、バートラムもロジャーも、まんまと載せられようとしていた。
時代は62年、メレディス事件に象徴される公民権運動の拡大の中、スターリング・クーパーでは、相変わらず、差別と偏見が横行していた。若手クリエーターのカートがゲイだと分かり、態度を変える社員が殆どの中、ペギーは彼に誘われてボブ・ディランのコンサートを楽しみ、おまけに髪まで今を働く女性風にモダンにカットされて、確実に進化と変身を遂げていく。
西海岸では、ジョイからの旅の誘いを断ったドンが、自らの本名ホイットマンを名乗り、何者かに怪しい電話をかけるのだった。

キャスト

ジョン・ハム
エリザベス・モス
ジャニュアリー・ジョーンズ
クリスティーナ・ヘンドリックス
ジョン・スラッテリー

ほか

スタッフ

【製作総指揮】
マシュー・ワイナー

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