第27回「高松宮殿下記念世界文化賞」~合同記者会見と授賞式典開催~
[2015年11月16日更新分]
世界の優れた芸術家に送られる第27回高松宮殿下記念世界文化賞(主催・財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の授賞式典が、10月21日に東京の明治記念館で行われました。
第27回 高松宮殿下記念世界文化賞 受賞者(10月20日の記者会見時) | |||
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【建築部門】 ドミニク・ペロー(フランス) |
【演劇・映像部門】 シルヴィ・ギエム(フランス) |
【絵画部門】 横尾忠則(日本) |
【彫刻部門】 ヴォルフガング・ライプ(ドイツ) |
授賞式典は、常陸宮妃殿下をお迎えてして行われました。
謝辞を述べるヴォルフガング・ライプ氏受賞者を代表して、ドイツのヴォルフガング・ライプさんは、「受賞は筆舌に尽くしがたい喜び」と謝辞を述べた上で、「世界文化賞は芸術が最も重要だとしていることが非常に美しい」と語りました。
挨拶する日枝会長また、日本美術協会の日枝会長は、ヨーロッパで中東などからの難民の移住が大きな問題になっていることに触れ、「日本美術協会として少しご協力したい」と述べた上で、「この賞を通じて芸術文化の一層の発展振興に努め、ひいては世界の平和と繁栄に少しでも寄与してまいりたいと念願しております」と語りました。
安倍首相からのビデオメッセージ 日本美術協会は、シリアなどから逃れてきた難民の子どもたちの教育支援のために、ドイツの国際文化交流機関「ゲーテ・インスティトゥート」に1億円を寄付しました。これについては、ドイツのメルケル首相も感謝の意を表明しています。
世界文化賞の受賞者はこれで26か国の139人に上ります。
授賞式典後のレセプションは、作家の瀬戸内寂聴さんや映画監督の山田洋次さんをはじめ、政財界人、各国大使らがお祝いに駆けつけ、華やかに行われました。
フジテレビは、フジサンケイグループの一員としてグループとともに世界文化賞の趣旨に賛同し、賞の創設以来、協力をしています。