第24回地球環境大賞 ~今年の大賞はトヨタ自動車株式会社~
[2014年5月1日更新分]
地球温暖化防止や環境保全活動に熱心に取り組む企業や団体などを表彰する顕彰制度として平成4年に創設された「地球環境大賞」(フジサンケイグループ主催)は、今年で24回目を数えます。
「産業の発展と共生」をめざして創設され、これまでに延べ230件を数える企業・団体、自治体などが受賞。
平成10年からは自治体、平成15年からは大学と市民グループなども対象に加わるなど、日本で最も権威と格式のある環境顕彰制度に成長しました。
4月9日、第24回地球環境大賞の授賞式が、秋篠宮ご夫妻をお迎えして東京・港区・元赤坂の明治記念館で行われました。
フジサンケイグループ
日枝 久 代表
授賞式の冒頭、主催者として挨拶に立ったフジサンケイグループの日枝 久代表は、
「社会の持続的発展のために必要な地球規模での環境・エネルギー問題の解決には、企業や自治体などが果たす役割が一段と重要になっており、フジサンケイグループは、この地球環境大賞を通じて、あらゆる分野で【環境と経済】、【環境と社会】の調和による豊かで活力にあふれた国づくりに今後とも邁進していきたいと思います。」と挨拶しました。
今年の受賞者は以下の通りです。
今回大賞に輝いたのは、トヨタ自動車株式会社。
新型燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」を開発、販売を開始したことが高く評価されました。FCVは燃料電池で発電した電気を使ってモーターを動かし走行するため、「自動車用燃料の多様化に対応」、「走行中にCO2や環境負荷物質を排出しない」「現状のガソリンエンジン車と同等の利便性」を兼ね備えており、サステイナブルなモビリティ社会の実現に貢献する究極のエコカーとして期待されています。
トヨタ自動車株式会社
内山田 竹志代表取締役会長トヨタ自動車株式会社 内山田 竹志代表取締役会長は、今回の受賞について
「開発したエンジニアは“次の100年のために”を合言葉に、『これからを担う子どもたちが憧れてくれる車にしたい』という思いを込めてMIRAIを造りました。」と述べました。
授賞式後のレセプションには、産業界・官界・学界などから約500人が出席、秋篠宮ご夫妻も受賞者となごやかに懇談されました。
フジテレビは、フジサンケイグループとともに、この「地球環境大賞」を通じて「環境」と「経済」が調和・両立する持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。