第21回 地球環境大賞・授賞式~今年の大賞はサントリーホールディングス~
[2012年5月28日更新分]
今年で21回目を数えるこの地球環境大賞の授賞式が4月25日、秋篠宮ご夫妻をお迎えして 東京・港区・元赤坂の明治記念館で行われました。
地球環境大賞は1992年に創設されて以来、延べ214の企業・団体、自治体などが受賞している日本で最も権威と格式のある環境顕彰制度です。
フジサンケイグループ代表
日枝 久 代表授賞式の冒頭、挨拶に立ったフジサンケイグループの日枝 久代表は、
「地球環境大賞は、地球環境サミットが開催された1992年に創設され、今年で21回め。日本を代表する環境顕彰制度になった。本年6月にはブラジルのリオデジャネイロで、国連持続可能な開発会議(リオ+20)が開催される。環境問題にとって非常に重要な年だ。フジサンケイグループは、あらゆる分野で環境と経済、社会との調和による豊かで活力にあふれた国づくりに邁進していく。」と、強調しました。
また、WWF名誉総裁を務める秋篠宮殿下は、
「この1年を振り返りますと、東日本大震災をはじめ、台風による豪雨災害など人々の生活に大きな影響を及ぼす災害も数多くありました。地球環境にかかわる問題を考えるとき、保全とともに自然災害についての意識を高めつつ、人類が自然と共存していく必要性を強く感じます。(この地球環境大賞は)産業界、自治体、学校、市民グループと対象を広げていっている。今後とも日本の優れた技術や知識が地球環境の保全に貢献し世界の発展に寄与していくことは、大切なことと考えます。」と、話されました。
今年の受賞者は以下の通りです。
サントリーホールディングス
鳥井信吾副社長大賞に輝いたサントリーホールディングス及びサントリーグループには「人と自然と響きあう」という企業理念と、「水と生きる」というコーポレートメッセージがあり、その根底に流れるのは1899(明治32)年、鳥井信治郎氏によって創業されて以来変わらぬ「自然と社会との共生」の精神だそうです。
式典の最後に、サントリーホールディングスの鳥井副社長が受賞者を代表して登壇し、
『サントリーグループは、循環型社会の実現に向けて、原材料・エネルギーなどの資源を徹底的に有効活用し、持続可能なビジネスを構築するよう努めております。メカニカルリサイクル技術によりペットボトルからペットボトルを再生する、日本で初めての「リペットボトル」への挑戦もその一つで、この度、再生PET樹脂の使用量を50%から100%へと拡大することに成功し、新たな石油由来原料を全く使わないペットボトルの製造が可能となりました。
日本の美しい自然を守るとともに、資源の徹底した有効活用にも取り組み、今後も「水と生きるサントリー」として、持続可能な社会の実現に寄与するべく全力を尽くしていく所存です。』と、挨拶しました。
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フジテレビは、フジサンケイグループとともに、この「地球環境大賞」を通じて「環境」と「経済」が調和・両立する持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。