橋下大阪市長への期待度とメディアの役割
FNN(フジニュースネットワーク)と産経新聞社が2月11、12両日に行った合同世論調査で、大阪維新の会を率いる
橋下徹大阪市長の国政進出への期待を問う設問の回答は、「期待する」64・5%、「期待しない」27・5%、
「わからない」8.0%という結果となり、既存政党への支持が低迷する中で、高い期待度が示されました。
そうした中、橋下氏は14日には「維新版・船中八策」のたたき台を、21日には骨子を発表、国政に向けた政策提言を行うなど、
その行動は、すでに大阪という地域の枠を越えて国政全体に影響を与え始めており、今後さらに注目と関心を集めることが予想されます。
一方、そのような大胆な政治行動に加えて、その政治手法については、大阪市職員へのアンケート実施、義務教育における留年のあり方についての問題提起など従来からの課題に摩擦を覚悟で敢えて挑む姿勢に、賛否それぞれの声があがっています。
また、橋下氏に対しては、政策の検証よりも、世論の盛り上がりに注目と関心が集まっているとの指摘もなされ、
かつての小泉郵政解散や民主党政権交代と類似した世論の空気を察知する声もあって、メディアにとっては、
これからの橋下氏の政治行動をどのように伝えていくべきかが、重要な課題となっています。
これからの橋下氏の行動をどう捉えるか、それをメディアはどう伝えてゆくべきかについて
オピニオンリーダーの皆さまのご意見をお聞かせください。
※コンパスで掲載された全ての意見・回答は各氏個人の意見であり、各氏所属の団体・組織の意見・方針ではありません。
Q1:大阪市政に留まらず、国政に向けた情報発信もはじめた、
橋下徹大阪市長の今後の行動についてどうお考えになりますか?
Q2:問1の回答理由をお聞かせください。
Q3:これからの橋下徹大阪市市長の行動をメディアはどう伝えてゆくべきでしょうか。留意すべきことなどがあれば、お聞かせください。
全国的な注目を集めた大阪市長選挙以降もなお、地域政党 大阪維新の会を率いる橋下大阪市長に関するニュースが頻繁にメディアに取り上げられています。
次期衆院選の公約として、その骨子が発表されるなど、国政に向けた情報発信も始めた橋下大阪市長の今後の行動への期待度を問う設問に対して、オピニオンリーダーからは、「期待できる」「まあ期待できる」と、好意的に受け止める見解が多数を占めました。その一方で、国政レベルではこれまでの政治手法は通用しないなど、批判的な見解も寄せられています。
また、橋下大阪市長の行動を、メディアがどう伝えてゆくべきかという問いについては、
冷静かつ客観的な報道が望まれるという意見のほか、政策やその意図を多角的に検証・分析することの重要性など、様々な見解が寄せられています。今後さらに注目が集まることが予定される橋下大阪市長の行動に対して、中立的な立場から冷静な視点をもち続ける自覚が、メディアに求められています。
視聴者の皆さまのご意見をお待ちしております。
《コメントを投稿する》から、ご意見を投稿ください。
( 19件 )
1. 期待できる
Q2. 「1 - 期待できる」の回答理由
期待できるというのは、良い政策という意味ではない。政治に革命を起こすわけでも、維新を起こすわけでもない。メディア的に盛り上がり、都市部有権者が、政治をエンターテイメントとして捉え、さらに盛り上げるだろう。
Q3. コメントする
メディアがことさら盛り上げる、と批判されるが、そんなことは意に介する必要が無い。都市部有権者が求めているのだから、仕方が無い。
都市部有権者こそ、最も無責任に政治を捉え、なぜなら、自分たちは政治がどうなろうと、属する大企業が安泰なら安泰だから、政治を純粋にエンターテイメントと捉えているから、彼らへの視聴率を指標としているテレビなどはこれに対応するのが自然だ。ポピュリズムとはメディアの責任ではない。金融のレバレッジと一緒であるが、根本原因は、バブルを悦ぶ投資家達にあり、ここでは政治をエンタメ化して愉しんでいる都市部有権者にある、小泉郵政、民主党政権交代、その第三部、ということだ。
Q2. 「1 - 期待できる」の回答理由
現在メディアを通して伝えられる種々の強引な手法はおおいに気になるところだ。しかし一方、今までの旧態然とした政治手法では変わることが容易でなかった、官僚主導政治を打破して官民格差を正す可能性があるという点はおおいに期待したい。
Q3. コメントする
大阪市職員に対する強引なアンケート調査やメールのチェック、小中学生からの留年実施等、いくら氏が官僚主導政治打破をうたっても、大阪が抱えた過去の事情を知らない国民から見れば、その横暴さばかりが目立ってしまう。
なぜ橋下氏が、やり過ぎとも見える行動をとらざるを得ない状況となったのか、大阪の行政が抱えた問題点について過去に遡って丹念に報道して欲しい。
その視点が報道になければ橋下氏の政治手法が糾弾され、早晩その座を追われるだろう。それでは明治の澁澤栄一が嘆いた日本の「官尊民卑」が温存され、大阪だけでなく日本の政治改革も元の木阿弥になってしまう。
南淵明宏
医療法人社団 冠心会 大崎病院 東京ハートセンター 心臓外科医
Q2. 「1 - 期待できる」の回答理由
浅薄で横並びの政治家答弁に飽き飽きした国民が興味を示すのは当然だし、彼の場合、今の政権政党のように言だけでなくしっかり行動する実績があり、世論はその点を重視して支持しているのであって、メディアの方々が心配するほど大衆はバカではない。例えば沖縄の基地問題についても、県外移設ということを「やってみようじゃないか」という決意に、「言うだけ言ってみよ!」としたおちゃらけ政治家が対比されているに他ならない。また、橋下氏の自分の言葉でカメラに向かって発言する、まるでアメリカの政治家のような当り前さを全国民が及第点をつけているのであって、アホでもできる原稿某読みで国民やジャーナリストから「よくできました!ハナマルですよ!」と合格点をもらえると思っているボン官政治家が絵にならないのは当然であって、原稿棒読み大会を放映するぐらいなら、芸能人の離婚と同等か、それ以上のニュースバリューのある橋下氏の発言をどんどん伝えて欲しい。いま日本の在り方が問われている。まじめに政治家として、身を投げ出して取り組んでいる人間として、大いに期待したいし、彼に続く人たちもメディアはしっかりとフォローしてほしい。その前にメディアの中にもたたかれながらしっかりと社会をいい方向に変えていこうとする御仁が出現してほしい。CXさんの中には「橋下さん」人種はいるのだろうか?
Q3. コメントする
石原知事の発言同様、メディア的には美味しい絵なのだろうが、訳知りなじじい勢力の破壊的な嫉妬のエネルギーに動かされてあげあしをとることは絶対に止めてほしい。彼は政治家であって、政治家たるゆえんは世論に訴えかけることだ。そのツールとしてしっかりと報道機関は機能すべきであって、橋下さんだけではなく、継続性を持って信念で自分を捨てて行動し、発言が分かりやすくビジョンもしっかりしている人がいるならば、同様にしっかりと伝えてあげてほしい。彼の思いどおりに物事が進み社会が変わることがいいことかどうかは彼自身もわからないだろう。行先はわからないけれども彼は社会をしっかりと牽引している機関車であるのだから、それに乗せてもらっているだけの輩があれこれ言うのはおかしい。意見が違うのなら、そいつが自分でレールを引いて機関車で社会を違う方向に引っ張るべきだ。それを橋下さんも大いに期待しているだろう。
浜辺陽一郎
青山学院大学大学院法務研究科(法科大学院) 教授,弁護士
Q2. 「1 - 期待できる」の回答理由
他の政治家がだらしなさすぎる中で、結果を出していこうという積極的な姿勢は高く評価できる。現代のような政治の閉塞感が漂っている中で、一つのあるべき政治家の行動として期待したい。
一部、法的に疑問なところもあるが、法律的な見解には対立がつきものであり、そのリスクも取っているのだろう。だとすれば、法的な素養をも踏まえたリーダーとして、それがない政治家よりは期待できる。
Q3. コメントする
大いに報道してもらいたい。ただ、反対意見や批判的な見解も十分に報道してほしい。その両者の主張が十分に報道されてこそ、判断もできるわけで、単なる持ち上げ報道だけでは困る。
現在のところ、橋下氏に対抗し、また対抗できるような有力な論者があまり見当たらないのが問題。某番組での討論においても、某大学教授がほとんど相手になっていなかった。橋下氏のわかりやすい議論に対抗できる、わかりやすくて説得力のある健全な反対勢力を育てていくこともまた必要だろう。
Q2. 「1 - 期待できる」の回答理由
国家財政の破綻、エネルギー政策の行き詰り、主要生産拠点の海外移転による産業空洞化、歴史的円高、少子高齢化、中国の経済軍事力の台頭などなど。日本は今極めて深刻な有事に直面している。にもかかわらず、ねじれ国会解消の目途は立たず、既成政党と政治家は相変わらず党利党略に明け暮れ、国家の破綻を目前としながらまだ大丈夫だろうという「正常性バイアス」に陥ってしまっている。将来の日本のかたちを示すことはおろか、目前の危機管理すら対応できなくなっている。この現状を打破するためには首相公選制など国のかたち(仕組み)を変えるしかない。多少の荒療治であっても袋小路に入ってしまった国政を今改革しなければこの日本はギリシャのような国家破綻を招きかねない。向かい風に向かって飛び立とうとする橋本市長の勢いに私は期待したい、期待するしかない。
Q3. コメントする
ヒーローとして、あるいは独裁者などとして予断を持って報道するのではなく、橋本市長の手法及び政策ごとの功罪を多角的複眼的に検証分析しニュートラルコーナーからの報道が望まれる。
Q2. 「1 - 期待できる」の回答理由
日本には多くの課題が山積するにも関わらず国政は混乱し、政治家は曖昧な言葉を吐き続ける中で、批判や反論を恐れず具体的な提案を出す橋下氏のスタイルはこれからの日本の政治の一つのあり方を示している。曖昧に何となく合意形成を進めてきた日本古来の政治手法では、環境激変、市場縮小下の日本の課題を解決することは難しい。橋下氏の動きが起爆剤となって国民の意識と日本の政治のあり方が根本から変化する可能性がある。
Q3. コメントする
橋下氏の具体的な提案に対して、単に批判するのではなく対案を提示すべき。人口縮小下でいつまでも現状維持できないことはすでにわかっていること。これからの日本をどうすべきなのか、橋下氏の提案は未来につながるのか、もっといい案はないのか、積極的に議論すべき。対案を持たない批判者は起用すべきではない。議論にならない。
また、民主主義のプロセスを踏んでいる以上、過剰な独裁懸念を煽ってはいけない。
Q2. 「1 - 期待できる」の回答理由
国政が閉塞状況にある中で、橋下市長の発信する乱暴とも思える政策は現状を打破する起爆剤になるかもしれないから。
Q3. コメントする
あるがままに伝えるべき。
何事につけ、メディアが思惟的に報道を自粛したり逆に強調することは、民主主義社会のツールとしての機能を果たさないことになる。
Q2. 「1 - 期待できる」の回答理由
橋下徹大阪市長の発言の内容は、簡潔で明快であり、説得力がある。
既成の概念にとらわれることなく、狭い法律的解釈にこだわらず、改善すべき点を改善する上で必要な勇気とエネルギーを感じさせる。国政レベルで仕事をすべきと思う。国民はそれを好感をもって見ている。個々の政策については、まだ、不明なものが多いので、未知数だが。斬新な視点で議論を起こす役割を演ずることができる集団であろう。
既成の概念を打ち破る発想があるという点で、一種の「平和的革命」を試みているわけだ。これは、国際的にはよくあること。米国、韓国では、大統領選挙候補者の主張は、簡潔明瞭であり、与野党の政権交代が頻繁に起き、そして、迅速に国家再建の試みを実行に移す。日本でも、ようやく国際的標準にあった、政治現象が起き始めたということではないでしょうか。
Q3. コメントする
市長の行動の背景にある具体的政策に関する質問を、マスコミが絶えず行うことが必要です。米国の大統領選挙キャンペーンの過程で、米国のメデイアは常に、詳細な質問を候補者や政党や、政治活動の責任者に突きつけて来ました。それに答えることで、政治家は勉強をして、育ってゆきます。そのプロセスで、マスコミは大きな役割と責任を負っています。
具体的質問とは、
1)沖縄の米軍基地は、朝鮮半島有事のとき、どんな役割を演じますか。米韓が沖縄の海兵隊も使いながら北の軍事挑発に対処しているとき、日本はどうすべきですか。アジア太平洋における、米海兵隊の新しいシフトは、沖縄の基地問題にどう影響しますか。
2)日本が、新しい日韓関係を構築したいと考えるとき、韓国は米韓同盟を強化する一方で、日本には慰安婦問題の解決が先決であり、その他の問題を議論するのはそのあとで、という姿勢です。新しい日韓の協力関係ををどう構築すればよいですか。
といった、具体的な内容について、勉強していただくための質問を発して、政治家を育てるべきと思います。
2. まあ期待できる
Q2. 「2 - まあ期待できる」の回答理由
大阪ダブル選挙で橋下氏が当選したときには大阪市の改革がどうなるのか大いに期待したが、今の橋下市長の関心は市政そのものより国政に向いているようで、ちょっと気になる。
橋下氏の功績は、府知事就任当初から、大阪の抱える問題、教育水準の低さや財政状況、不必要なサービスや公務員の実態などを具体的な数字を使いながら細かく説明し、改革の必要性を訴えて、抵抗する団体などとぶつかりながらも実現してきたことである。その勉強熱心さ、発信力、実行力、スピードには従来の政治家になかった有権者にアピールするものがあったと思う。
だから、市長に就任したのち、それらの課題をひとつひとつどう実現していくのか興味があった。地方の改革に既存の政治が賛同してくれないのなら、維新の会で国政に向けた候補者を立てて影響力を及ぼしたい、とそこいら辺までは理解できた。
が、船中八策の骨子をみると、いきなり、首相公選制とか、参議院の廃止、掛け捨て年金など、地方自治というよりは議員内閣制の是非に踏み込む国の根幹に関わる大提案である。一方、大阪市政については、目を引く提案が散発的になされている感じで、以前のような必死で何かを変えてみせるというような気迫がまだ伝わってこない。
橋下市長の今後は、大阪市をどうよりよく変えていくかにかかっていると思う。まだ、大阪市改革は始まったばかりである。
Q3. コメントする
メディアは何より、橋下大阪市市長の「仕事」を地道に追っていくべきだと考える。新市長になって、財政は、教育水準は、市民へのサービスはどう変わったか。どのような新しい政策が実行にうつされたか。
橋下市長の政策や提案が、どう他の自治体に影響を与え、活かされていったかの検証もいいと思う。
彼が独裁者か否か、とか、橋下氏の天敵はだれか、既存の政党がどう維新の会との連携を模索しているかなどはどうでもいいことである。
Q2. 「2 - まあ期待できる」の回答理由
政治に対する失望感、社会における閉塞感が漂う中、軸足がしっかりとして物と言えるリーダーが必要である。橋下さんは、その資質があるため。
Q3. コメントする
是々非々をはっきりとすべき。説明責任を求めるべき。例えば、今回の市職員のメールの調査であるが、そもそも、憲法違反かどうかの判断基準は、目的と方法の適否である。今回のメール調査が、実は、先に行われた市長選挙の際に自分に反する候補者を支援した者のあぶり出し(面従腹背の者を見分ける)が目的と見ることも可能である。だとすれば、それは、目的において不純であり、違法である。橋下さんは、その辺の疑いを晴らす説明をすべきである。マスコミは、隠れた目的があるのかどうかの突っ込んだ視点を持つべきである。単に、声が大きい者をセンセーショナルに報道することはマスコミとして危険である。マスコミの鼎の軽重が問われる場面といえる。
Q2. 「2 - まあ期待できる」の回答理由
国民の、橋下氏と維新の会への期待感の背景にあるのは、これまで民主党も自民党も実質的に官僚のコントロール下にあって、行政を大きく変えることができなかったことに対する失望感だ。政治的に大胆で、自治体首長の経験があって、これまでのところ反官僚の立場が明確な橋下氏に期待が集まるのは自然だ。
一方、仮に橋下氏と維新の会が、政治的に国政に大きな影響力を持つことができるポジションを獲得した場合、彼らが本当に行政を動かすことが出来るのかが問題になる。
政治家と官僚の関係を企業に譬えると、政治家が株主で、官僚が企業の幹部社員のような状況にある。株主が経営者・社員を動かし、会社のやり方を変えるためには、既存の経営者や幹部社員に代わって会社を動かすことが出来る人材を相当数戦力として持つ必要がある(これは、企業のM&Aを考えると、ごく常識的な話だ)。
橋下氏及び維新の会は、既存の官僚の手を借りずに独自に政策・法案を作ることが出来て、且つ、官僚をクビにした場合に彼らに代わりうる人材のストックを持って政治に関わることが出来るだろうか。これができなければ、これまでの民主党や自民党と大差は無い。はじめに勢いがあっても、行政に関わるうちに、官僚に取り込まれてしまうだろう。
維新の会には大いに期待したいが、この点に関して、現段階では十分な期待を持つことが出来ないので、現段階では「まあ期待できる」というくらいの回答とすることが妥当ではないかと感じている。
Q3. コメントする
上記の認識を踏まえると、橋下氏及び維新の会が実質的に日本を変えることが出来るか否かは、彼らが、自分たちの立場から政策立案及び行政実行に関わることが出来る実質的に役に立つスタッフをどれだけ抱えることができるかでしょう。
加えて、彼らが本当に「何をしようとしているのか」という点こそが重要です。
大手メディアの政治報道は、やれ石原知事と連携するかも知れないとか、小沢一郎氏と会っているとか、芸能人のゴシップ報道と同レベルのものが多いのですが(政治部の記者の仕事のスタイルなのでしょうが)、こうした下らない報道に偏することなく(実働部隊を持たない政治家がいくら合従連衡しても、行政を動かすことは出来ません)、維新の会の政策とその実行のありように集中して情報を伝えることが重要だと思います。
Q2. 「2 - まあ期待できる」の回答理由
私は橋下氏を支持しているが、実現したい政策や政治理念の中には、大阪や日本経済に甚大なダメージを与える可能性がある。
1:橋下氏は、知事の2年間、徹底的に歳出を切り詰めた印象報道、実際には臨時財政対策債を大量に発行した。これは府で発行し、償還は地方交付税が行う。即ち、地方交付税の前借りと言える。地方交付税が不要だという理念と現実がまったく逆方向となる。
ゆえに、総負債残高(大阪府)は橋下府知事就任から辞任まで増加、府知事在任中ほとんど結果が出ていない。
2:市の特別顧問、参与が26人就任している。「彼らの話は私だと思え」と市職員に言ったとすれば、行政が至る処でマヒし、市民に全くプラスにならない!
3:維新政治塾は国民にプラスになるか?「維新の会」という名前がつけば、議員になれる。という考えが私は全く賛同できない!!
議員になっても橋下市長の意向に従って、イエス/ノーという年収2800万円の採決ロボット議員の誕生する内容と言える。
4:橋下市長は、国政に200人以上立候補を出すと何回も情報発信。それは選挙という常識から言えばあり得ない数字といえる。
具体的な説明は述べないが、基本的に全国で42名プラスαが橋下氏が出せる最大数値。最大当選者が出ても全国で30名当選できるかと断言したい。
Q3. コメントする
今最高に種々の政策など発信しているが、橋下市長の市の行政内容は、今年度6月末以降、平成26年3月までの詳細が判明、分析できる。
理由は全国都道府県市町村の来年度予算の国への締め切りが6月末であることから。となると、政策の上位概念的言語と、下位概念的言語の政策発信と現実行政の相違が具体的に種々の分野で分析できる。
6月以降の(特に8月の国の来年度概算審議)橋下市長の行動、発信に今から私は注目したい!
(今の情報発信内容が変化するか、しないか楽しみですね!)
鈴木豊
青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授・公認会計士
Q2. 「2 - まあ期待できる」の回答理由
政策提言がまったく斬新であり国民・市民の心情に訴えるものがある。立法府・行政府は国民・市民の希望・願望を危機意識をもって把握し、これに対応する姿勢が必須であるにも拘わらず、そのような意識を持って国も自治体もこれに十分に対応してこなかった。それゆえ実現が確定的に可能とはいえないレベルの発言もあるがその提言姿勢は支持されるであろう。
Q3. コメントする
提言内容の根拠確実性と実現可能性を検証し、国民・市民の生活・福利の質の維持・向上に有用と判定される内容は、他の政党を鼓舞するため及び国民・市民の意識向上と議論の質を向上させるためにも積極的に伝えていくべきである。
3. あまり期待できない
4. 期待できない
伊東乾
作曲家・指揮者 ベルリン・ラオムムジーク・コレギウム芸術監督
Q2. 「4 - 期待できない」の回答理由
攻撃は最大の防御、かどうかは判らないが、次々と告発形式で問題と第0次対案を示す所まではともかく、それらの達成に関してどのようなチェック、そしてチェック&バランスがあるのか?「変わる端緒になれば」といった意見は他の方がお書きになると思うので、別の視点を記しておきたい。政治は結果に責任を負うもの、結果を確認したことがないので、期待はできない。
Q3. コメントする
大阪府知事を途中で辞めたこと、つまり任期満了を待たず別の首長に移った事の意味を冷静に考えるべきと思う。府政も市政も途中のまま、さらに国政へ、といった動きが、独立した自治体の長として腰を据えたあり方とは思わない。
Q2. 「4 - 期待できない」の回答理由
橋下氏の政治理念は「俺の言う通りになれ」に尽きるように見える。
日本は地方レベルでは「大統領制」(首長と議会の二元代表制)を敷いていて、しかも地方議会の形骸化傾向が著しいので、首長選に勝ったことをもって「俺が民意だ、俺の言う通りにしろ」と主張し、意のままにならない人間(学校教員や公務員労働組合など)や組織・制度(二層制の地方自治など)を「敵」にしたて、意図的に対立・摩擦・論争をひき起こし、タブーなき改革者のイメージをつくりメディアの注目を集めることをもって政治生命の糧としてきた。しかし、国政レベルでは「議院内閣制」であるため、(小選挙区制が優越する現在の選挙制度を通しても)多様な複数形の民意が国会内に代表されることになり、橋下氏がこれまでよりどころとしてきた「俺が民意だ、俺の言う通りにしろ」という論法は通じない。そこで妥協や連合の必要が出てくるわけだが、それでは「風穴を開けてくれそう」というイメージは裏切られることになる。
戦線がむやみに拡大し、メディア露出も過剰になってきたことによって、ほころびが出たり飽きられたりすることもそう遠くないと考える。そもそも、統治者としての橋下氏が権力を全面的に掌握したいという情動に駆られて提案する制度改革のほとんどは、実際には被統治者たる国民の生活にとってはどうでもいいかマイナスになるものである。ましてや、知事職を放り出したばかりで市長職を放り出して自ら総選挙に出馬することが困難ということになれば、橋下新党は「小泉なき小泉チルドレン」「小沢なき小沢チルドレン」に等しいことになり、国政に進出するや否や急激に失速することを免れないだろう。
今のところ「風穴を開けてくれそう」という漠たる期待が橋下氏の強権的なスタイルを後押ししているが、実質的な改革はどれも多くの困難を伴うものであり、成果に焦るなかで「敵」にしたてた政治勢力へのシンボリックな攻撃がエスカレートしていくばかりであることを危惧する。
Q3. コメントする
面白ければそれでいい、というのではメディアの公共性と社会的責任の観点から許されることではない。
憲法違反、基本的人権の蹂躙や民主政治への脅威になるような言動については、いたずらにもてはやすようなことは慎み、きちんと批判するべきところはしなくてはならない。
5. そのほか(設問・選択肢以外の視点・考え方)
Q2. 「5 - そのほか(設問・選択肢以外の視点・考え方)」の回答理由
橋下市長の行動もさることながら、この種の世論の盛り上がり方に一抹の不安を覚える。急速に獲得された権力は急速に消失する。それが1993-94年に日本国民が学んだ教訓ではなかったのか。
Q3. コメントする
一時的に爆発的に盛り上がるかもしれない世論には迎合せず、あくまで冷静かつ客観的に報じていくべきだと思う。
Q2. 「5 - そのほか(設問・選択肢以外の視点・考え方)」の回答理由
何に対して期待すべきか正直捉えにくい。橋下氏の言う改革論は必要な事だが、彼以外の維新の会のメンバーの顔が見えないのが残念。
大阪市民や府民の期待は、橋下氏/維新の会が唱える都構想を軸とした大阪行政での改革や地方行政での成果で、それをもとに票を投じたので有り、踏み台になった感は否めないのでは。
大阪市長になって三ヶ月足らずで、変換では無く計算づくであろうが、節足な国政への介入へは戸惑いを覚える。
与野党の姿勢も、維新の会の勢いを利用する算段しかないように見えてしまう。堂々と自ら信じる理念で政策論争をして欲しい。
Q3. コメントする
維新の会の政策や行動を社会現象として伝えるだけでなく、中立な立場から独自の意見や批判を展開すべき。報道とは表面だけでなく、事の中身を検証して、読者や視聴者等の報道を受ける側に伝えて行くのが大切なのでは。
中津孝司
大阪商業大学総合経営学部教授,国際問題評論家
Q2. 「5 - そのほか(設問・選択肢以外の視点・考え方)」の回答理由
橋下さんの政治手法は政策構想をまず、メディアに対して描き、世論を引きつけた後に、市役所職員を焦らせる手法である。その結果、職員は市長のイエスマンに成り下がっている。こうした政治手法が国政で通用するかどうかはまったくの未知数。
政策遂行のスピードは加速されるかもしれないが、明確な目標と政策の意図を示さない限り、有権者は彼の政治手法の落ち度をすぐに見抜いてしまうだろう。彼の欠点は政治プロセスを重要視しないところにある。これはすべて彼の自己顕示欲の強さを物語るものである。この意味で今後、彼に期待できるとか、できないとかを決める時期ではない。
Q3. コメントする
とにかく橋下市長に振り回されないこと、彼の真意を見抜くこと、彼独特の世論操作の手段にメディアがなり果てないこと。この点に尽きる。
森信茂樹
中央大学法科大学院教授 東京財団上席研究員
Q2. 「5 - そのほか(設問・選択肢以外の視点・考え方)」の回答理由
実行力・破壊力には賛同できる部分もあるが、その手法・手続きや改革の内容は、(今のところ)あまりにも粗雑である。この2つの相反する評価が現段階では私自信の中で折り合いがつかない。
Q3. コメントする
民主主義の本質は、手続きである。正当に責任をおっている人たちが法律や条例に定められた手続きに沿って物事を決めているのかどうか、メディアは検証すべきだ。迅速な決定を急ぐあまり、プロセスをおろそかにすることは問題である。
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