ルカ（中山優馬）にヴァンパイアであることを告白された真琴（加藤ローサ）。信じることができずぼう然とするが、事実を受け止め、ルカと向き合う覚悟を決める。
ビルの屋上でひとり物思いに沈んでいたルカに、意を決して近づいていく真琴。必死に平静を装おうとはするものの、人間の生き血を吸うヴァンパイアを恐れる気持ちを拭い去ることができない。
　翌日、学校の廊下を宏人（中島健人）と歩いていたルカは、ふとめまいを覚える。そして気がついたとき、ルカはなぜか非常階段で、自分の腕に牙を立てようとしていた。駆けつけた宏人から、ルカが廊下で突然うめき声を上げ、走り出したと言われるが、ルカにはその記憶がまったくない…。
　その夜、ルカは新條家の自分の部屋で再びめまいに襲われた。部屋に入ってきた将太（森本慎太郎）を押し倒したルカは、強引に首を押さえつけ、血を吸おうと顔を近づけていく。そのとき、大きな音を立てる2人を注意しようとやってきた敦子（堀内敬子）の声に、ルカは我に返る。
　めまいとともに意識が飛び、気がつけば身に覚えのない行動に走っている自分におびえるルカは、ひとり夜の街をさまよい、カイト（近藤真彦）に声をかけられる。カイトは、いよいよタイムリミットに近づいたルカの体が意志に反して血を求め始めていると告げ、早く真琴の血を吸ってしまえば楽になると急かす。ルカが塵となって消える“満月の夜”までもう時間がない。逃れようのないヴァンパイアの宿命にルカが出した答えは…？
　その頃、真琴は着々と結婚の準備を進める藤井（姜暢雄）とレストランで会っていた。披露宴の打ち合わせをしたいと言う藤井に、真琴はある決心を打ち明け…。