第8回 2005年11月29日(火)放送 あらすじ

#8 1リットルの涙

 バスケットボール部の新人戦を応援しに行った亜也(沢尻エリカ)は、初戦を突破したまり(小出早織)や早希(松本華奈)を祝福する。すると、保護者会を終えたばかりの潮香(薬師丸ひろ子)たちが校舎から出てきた。潮香の暗い表情に気付いた亜也は、何故か不安な気持ちを抱く。
 その夜、亜也は、保護者会で何かあったのかと潮香に尋ねる。しかし潮香は、クラスメイトの母親たちから亜也のサポートをすることに対してのクレームがあったことは伏せ、亜也のことをお願いしてきた、とだけ答えた。
 同じころ、麻生家では、佐和子(兎本有紀)が芳文(勝野洋)に保護者会のことを報告していた。亜也がこのまま明和台東高に通い続けるのは困難だ、という芳文の言葉を聞き、ショックを受ける遥斗(錦戸亮)。そんな遥斗に芳文は、環境のいい場所に移る方が彼女にとってもいいことなのかもしれない、と告げる。「あの子が背負っている荷物は、お前が考えているよりはるかに重い」という芳文に、遥斗は返す言葉がなかった。
 あくる日、潮香の迎えを待って、遥斗とともに生物室にいた亜也は、卒業アルバム用のクラス写真を見ながら、ふいに「私、卒業できるのかな」とつぶやく。遥斗は、動揺を抑えながら、亜也が必死で何かをやるたびにクラスのアルバムの写真は増えていく、と彼女を励ました。すると亜也は、学校を辞めなければならない時がくることに対する不安を口にする。
 その夜、潮香は、家族の前で保健師の仕事を辞める、と言い出す。弘樹(真田佑馬)や理加(三好杏依)は、これからは潮香が家にいると知って大喜びだったが、亜也の胸中は複雑だった。一方、亜湖(成海璃子)も、亜也のためにあることを決意していた。そして瑞生(陣内孝則)は、店の営業終了後と休日を使って、知り合いの鉄工所で働くことを決意する。
 そんな折、亜也は、全国高校模試を受けるために、まりや早希とともに会場に向かった。が、そこで亜也は、ふとしたはずみで階段から転落し、まりにもケガをさせてしまう。

キャスト

池内亜也(15) … 沢尻エリカ

池内潮香(40) … 薬師丸ひろ子

麻生遥斗(15) … 錦戸 亮
池内亜湖(13) … 成海璃子

池内弘樹(11) … 真田佑馬
池内理加(5) … 三好杏依

西野良三(30) … 佐藤重幸

杉浦まり(15) … 小出早織
恩田耕平(15) … 水谷百輔
松村早希(15) … 松本華奈
中原慶太(15) … 橋爪 遼

富田圭子(15) … 葵
大橋美歩(15) … 川原真琴

麻生佐知子(48) … 兎本有紀

麻生芳文(50) … 勝野 洋
        *
水野 宏(33) … 藤木直人(特別出演)
池内瑞生(45) … 陣内孝則

スタッフ

■原作
 「1リットルの涙」木藤亜也 著(幻冬舎文庫)

■脚本
 大島里美

■演出
 木下高男(共同テレビ)

■企画
 関谷正征(フジテレビ)
 中村百合子(フジテレビ)

■プロデュース
 貸川聡子(共同テレビ)
 江森浩子(共同テレビ)

■アソシエイトプロデュース
 小椋久雄(共同テレビ)

■音楽
 上田 益(レガートミュージック)

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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