第7回 2005年11月22日(火)放送 あらすじ

#7 私のいる場所

 新しい年が明けた。以前よりさらに歩行が困難になった亜也(沢尻エリカ)は、車椅子を使うようになったが、潮香(薬師丸ひろ子)や瑞生(陣内孝則)をはじめ家族みんなの支えを受けながら、明るく元気に毎日を過ごしていた。
 3学期が始まり、亜也は、潮香の車で登校する。寒い中、校門の前で亜也が来るのを待っていたまり(小出早織)と早希(松本華奈)は、潮香が荷台から降ろした車椅子を見て戸惑うが、それでも亜也への協力は惜しまなかった。
 ホームルームで、1年A組の担任・西野(佐藤重幸)は、進路希望のプリントを配った。明和台東高校では、2年生になってもクラスはそのままだが、授業は進路別になるのだ。放課後、生物室で潮香の迎えを待っていた亜也は、遥斗(錦戸亮)に進路のことを尋ねた。「まだ何も決めていない」という遥斗に、「動物が好きなのだから獣医になればいいのに」と言う亜也。逆に、同じことを遥斗に問われた亜也は、しばらく考えると、「人の役に立てる仕事がしたい」と答える。それを聞いた遥斗は、亡き兄・圭輔が亜也と同じことを言っていたのを思い出していた。
 そんなある日、潮香のもとに西野から連絡が入る。相談したいことがあるのだという。明和台東高校に向かった潮香を出迎えたのは、西野と教頭(児玉頼信)だった。そこで西野は、「亜也を養護学校に行かせてはどうか」と切り出す。「設備の整った養護学校なら、亜也への負担も少なく、他の生徒に負担をかけることもない」というのだ。クラスの生徒からは、亜也のせいで授業が遅れて困る、という声も出ているらしい。
 突然の話に驚いた潮香は、常南大学医学部付属病院を訪ね、亜也の担当医・水野(藤木直人)に相談する。すると水野は、以前自分が担当していた患者がいる養護学校を訪ねてみてはどうか、と持ちかけた。今後もいろいろな選択を迫られる亜也のためにも、同じ病気の患者やその家族の話は参考になるのではないか、というのだ。
 あくる日、亜也は、西野に進路希望を提出する際、バスケットボール部を退部したいと告げる。西野は、亜也がまだ潮香から話を聞いていないことを知り、複雑な心境だった。放課後、西野は、部員たちに亜也の退部を伝える。が、亜也から何も聞かされていなかったまりは、ショックを受けてしまう。
 同じころ、潮香は、水野に紹介された養護学校を訪ねていた。そこで潮香は、亜也と同じ病気と闘っている18歳の少女・明日美(大西麻恵)と、その母親の菊枝(かとうかずこ)に出会う。

キャスト

池内亜也(15) … 沢尻エリカ

池内潮香(40) … 薬師丸ひろ子

麻生遥斗(15) … 錦戸 亮
池内亜湖(13) … 成海璃子

池内弘樹(11) … 真田佑馬
池内理加(5) … 三好杏依

西野良三(30) … 佐藤重幸

杉浦まり(15) … 小出早織
恩田耕平(15) … 水谷百輔
松村早希(15) … 松本華奈
中原慶太(15) … 橋爪 遼

富田圭子(15) … 葵
大橋美歩(15) … 川原真琴
本田香織(17) … 星野奈津子

麻生佐知子(48) … 兎本有紀

及川菊枝(44) … かとうかずこ
及川明日美(18) … 大西麻恵
         *
水野 宏(33) … 藤木直人(特別出演)
池内瑞生(45) … 陣内孝則

スタッフ

■原作
 「1リットルの涙」木藤亜也 著(幻冬舎文庫)

■脚本
 横田理恵

■演出
 村上正典(共同テレビ)

■企画
 関谷正征(フジテレビ)
 中村百合子(フジテレビ)

■プロデュース
 貸川聡子(共同テレビ)
 江森浩子(共同テレビ)

■アソシエイトプロデュース
 小椋久雄(共同テレビ)

■音楽
 上田 益(レガートミュージック)

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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