第5回 2005年11月8日(火)放送 あらすじ

#5 障害者手帳

 亜也(沢尻エリカ)は、リハビリ科専門医・田辺(小林正寛)の指導を受けながらリハビリを続けていた。しかし、亜也はいつもと様子が違い、リハビリにも身が入らず、ついにすべてを放棄したかのように座り込んでしまう。担当医の水野(藤木直人)は、そんな亜也の様子が気になっていた。
 同じころ、潮香(薬師丸ひろ子)は、明和台東高校を訪ね、担任の西野(佐藤重幸)に亜也の病状を伝えていた。西野は、亜也が回復困難な病気であることを知ってショックを受けるが、クラスメイトにも呼びかけて彼女を支援することを約束する。
 教室を後にした潮香は、体育館の前で足を止めた。体育館の中では、バスケットボール部が練習をしていた。そんな潮香の姿に気付いた遥斗(錦戸亮)は、亜也のことを尋ねた。潮香は、亜也が退院出来ることを遥斗に伝えると、その場を後にする。
 潮香を見送った後、祐二(松山ケンイチ)とすれ違った遥斗は、そのすれ違いざま、亜也が動物園で祐二のことをずっと待っていたことを彼に告げる。
 亜也の退院の日、潮香は、水野から障害者手帳の申請についての説明を受ける。障害の認定はその程度によって1級から7級までに分けられるが、現時点での亜也は6級の認定になるというのだ。潮香は、水野の話を聞きながらも、戸惑いを隠せなかった。
 亜也は、潮香と妹の亜湖(成海璃子)に付き添われて自宅に戻った。その夜、潮香は、瑞生(陣内孝則)に、亜也をタクシーで登校させるために貯金を切り崩したい、と相談する。瑞生は、それについては了承したものの、潮香が障害者手帳の申請について切り出すと、「国の厄介にはならねえ!」と声を荒げた。
 明くる日、亜也は、タクシーで登校する。その姿を見ていた亜湖は、入院までしたのに亜也の病状が良くなっていないのはおかしい、と言い出す。弟の弘樹(真田佑馬)も同じ思いだった。潮香や瑞生は、戸惑いを隠しつつ、回復には時間がかかる、とだけ亜湖たちに告げる。
 登校した亜也は、友人のまり(小出早織)や早希(松本華奈)にサポートされながら教室に向かう。西野は、病名を伏せて亜也のことをクラスメイトに伝えると、亜也をクラス委員の任から解き、新しい委員を選出する。
 瑞生に迎えにきてもらって帰宅した亜也は、明日から歩いて学校に行きたい、と潮香に頼んだ。人に迷惑をかけてしまうことや、周囲の好奇の目に耐えられなかったのだ。そんなある日、体育の授業を休んで教室にいた亜也のもとに、遥斗がやってくる。遥斗は授業をサボったのだという。そのとき、突然亜也が意識を失って倒れ…。

キャスト

池内亜也(15) … 沢尻エリカ

池内潮香(40) … 薬師丸ひろ子

麻生遥斗(15) … 錦戸 亮
池内亜湖(13) … 成海璃子

池内弘樹(11) … 真田佑馬
池内理加(5) … 三好杏依

河本祐二(17) … 松山ケンイチ
西野良三(30) … 佐藤重幸

杉浦まり(15) … 小出早織
恩田耕平(15) … 水谷百輔
松村早希(15) … 松本華奈
中原慶太(15) … 橋爪 遼

富田圭子(15) … 葵
大橋美歩(15) … 川原真琴
武田 誠(17) … 遠藤雄弥
本田香織(17) … 星野奈津子

麻生圭輔(16) … 佐藤祐基
麻生佐知子(48) … 兎本有紀

麻生芳文(50) … 勝野 洋
         *
水野 宏(33) … 藤木直人(特別出演)
池内瑞生(45) … 陣内孝則

スタッフ

■原作
 「1リットルの涙」木藤亜也 著(幻冬舎文庫)

■脚本
 江頭美智留

■演出
 村上正典(共同テレビ)

■企画
 関谷正征(フジテレビ)
 中村百合子(フジテレビ)

■プロデュース
 貸川聡子(共同テレビ)
 江森浩子(共同テレビ)

■アソシエイトプロデュース
 小椋久雄(共同テレビ)

■音楽
 上田 益(レガートミュージック)

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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