1リットルの涙
#6 心ない視線
秋も終わりに近づいたある日、亜也(沢尻エリカ)は、潮香(薬師丸ひろ子)とともに、愛犬のがんもを連れて歩行訓練を兼ねた散歩に出かける。亜也は、以前よりさらに歩くことが困難になっている様子だった。その散歩の途中、亜也たちは、ひとりで黙々とサッカーの練習をしている弘樹(真田佑馬)の姿を見つける。亜也は、シュートが苦手だという弘樹のために、ぎこちない手つきでコンクリートの壁にゴールを書き、イメージトレーニングが大切だとアドバイスする。その帰り道、弘樹は、すれ違った近所の主婦たちがあからさまに亜也の病気の話をしているのを耳にしていた。
別の日、常南大学医学部付属病院を訪れた亜也は、担当医・水野(藤木直人)の診察を受ける。潮香は、亜也がリハビリ訓練をしている間、水野に最近の彼女の様子を伝えた。亜也の調子が良さそうだと笑顔で話す潮香。が、亜也の日記を読みながら潮香の話を聞いていた水野は、「お茶を飲んだら少しむせた」という一文に目を留め、表情を強張らせる。
あくる日、亜也は、ひとりで登校する。亜也のサポート役をしているまり(小出早織)や早希(松本華奈)が、バスケットボール部の新人戦に備えて朝から練習に出ているためだった。そんな亜也の姿を見た遥斗(錦戸亮)は、部活に戻れない彼女の心境を察し、部員が足りないから生物部の水質調査を手伝って欲しいと誘う。
一方、瑞生(陣内孝則)は、亜也の治療費を捻出するために、新規の取引先を増やそうとしていた。あるスーパーを訪れた瑞生は、店長の恩田(森善行)に、自分の店の豆腐を置いてほしいと何度も頭を下げるが、あっさりと断られる。そこに、店長の息子で、亜也のクラスメートでもある耕平(水谷百輔)が帰ってきた。瑞生が亜也の父親だと気付き、それを父親に告げる耕平。息子から亜也の病気の話を聞いていた恩田は、「お宅も大変なんだな」というと、瑞生の豆腐を自分の店で扱うことにする。
そんな折、弘樹は、次の試合の先発メンバーに選ばれる。仲間から祝福された弘樹は、亜也にサッカーを教えてもらったことを自慢げに話すが…。
別の日、常南大学医学部付属病院を訪れた亜也は、担当医・水野(藤木直人)の診察を受ける。潮香は、亜也がリハビリ訓練をしている間、水野に最近の彼女の様子を伝えた。亜也の調子が良さそうだと笑顔で話す潮香。が、亜也の日記を読みながら潮香の話を聞いていた水野は、「お茶を飲んだら少しむせた」という一文に目を留め、表情を強張らせる。
あくる日、亜也は、ひとりで登校する。亜也のサポート役をしているまり(小出早織)や早希(松本華奈)が、バスケットボール部の新人戦に備えて朝から練習に出ているためだった。そんな亜也の姿を見た遥斗(錦戸亮)は、部活に戻れない彼女の心境を察し、部員が足りないから生物部の水質調査を手伝って欲しいと誘う。
一方、瑞生(陣内孝則)は、亜也の治療費を捻出するために、新規の取引先を増やそうとしていた。あるスーパーを訪れた瑞生は、店長の恩田(森善行)に、自分の店の豆腐を置いてほしいと何度も頭を下げるが、あっさりと断られる。そこに、店長の息子で、亜也のクラスメートでもある耕平(水谷百輔)が帰ってきた。瑞生が亜也の父親だと気付き、それを父親に告げる耕平。息子から亜也の病気の話を聞いていた恩田は、「お宅も大変なんだな」というと、瑞生の豆腐を自分の店で扱うことにする。
そんな折、弘樹は、次の試合の先発メンバーに選ばれる。仲間から祝福された弘樹は、亜也にサッカーを教えてもらったことを自慢げに話すが…。