第2回 2005年10月18日(火)放送 あらすじ

15才、忍びよる病魔

 亜也(沢尻エリカ)の検査を担当した常南大学医学部付属病院の神経内科医・水野(藤木直人)は、亜也の母・潮香(薬師丸ひろ子)に、彼女の病気は脊髄小脳変性症だと思われる、と告げた。この病気は、何らかの原因で小脳が萎縮し、そこに存在する神経細胞が壊れていくもので、身体を動かすことが次第に困難になっていくという病気だった。潮香は、この病気は完治した例がない、という水野の言葉にショックを受けながらも、亜也の検査データを借りたい、と彼に申し出る。別の医師の診断も聞いてみたい、という思いからだった。水野は、潮香の申し出に賛同しながらも、亜也が限られた時間を有意義に過ごすためにはまず母親が病気を認めることが必要だ、と助言する。
 同じころ、亜也は、合唱コンクールのピアノ伴奏を改めて圭子(葵)に頼んでいた。圭子は相変わらず渋っていたが、ちょうどそこにやってきた遥斗(錦戸亮)からも頼まれると、あっさりと引き受ける。そんな圭子の姿を見ていたまり(小出早織)や早希(松本華奈)は、圭子は遥斗のことを好きなんじゃないか、と言い出す。
 放課後、バスケットボール部の練習に行った亜也は、顧問の西野(佐藤重幸)から、北高校との練習試合に出場するよう指示される。1年生の中からメンバーに選ばれたのは亜也だけだった。憧れていたバスケ部の先輩・祐二(松山ケンイチ)からも祝福された亜也は、嬉しさで一杯だった。
 ある日、亜也は、転倒して切ってしまったアゴのケガの消毒を受けるために、常南大学医学部付属病院を訪れた。そこで亜也は、父親の見舞いに来たという少女・優花(松本梨菜)と知り合った。優花の父親が検査を受けている間、彼女とボール遊びをした亜也は、一瞬、手が動かなくなり、ボールを顔面で受けてしまう。優花は、そんな亜也に、「お姉ちゃんも病気なの?」と尋ねた。優花の父親も亜也のようにアゴをケガしたことがあるというのだ。
 一方、潮香は水野から借りた亜也の検査データを持って、とある総合病院を訪れたが、そこでも同じ診断を受け、すっかり沈んでいた。そんな折、潮香は脊髄小脳変性症研究の第一人者である神経内科医・宮下(森山周一郎)のことを知り、彼の元を訪ねた。が、やはりこの病気には今のところ有効な治療法はなく、投薬とリハビリで進行を抑えるしかない、と言われてしまう。その夜、潮香は、夫の瑞生(陣内孝則)に、亜也の病気のことを告げるが…。

キャスト

池内亜也(15) … 沢尻エリカ

池内潮香(40) … 薬師丸ひろ子

麻生遥斗(15) … 錦戸 亮
池内亜湖(13) … 成海璃子

池内弘樹(11) … 真田佑馬
池内理加(5) … 三好杏依

河本祐二(17) … 松山ケンイチ
西野良三(30) … 佐藤重幸

杉浦まり(15) … 小出早織
恩田耕平(15) … 水谷百輔
松村早希(15) … 松本華奈
中原慶太(15) … 橋爪 遼

富田圭子(15) … 葵
大橋美歩(15) … 川原真琴
武田 誠(17) … 遠藤雄弥
本田香織(17) … 星野奈津子

麻生圭輔(16) … 佐藤祐基
麻生佐知子(48) … 兎本有紀

麻生芳文(50) … 勝野 洋
         *
水野 宏(33) … 藤木直人(特別出演)
池内瑞生(45) … 陣内孝則

スタッフ

■原作
 「1リットルの涙」木藤亜也 著(幻冬舎文庫)

■脚本
 江頭美智留
 大島里美
 横田理恵

■演出
 村上正典(共同テレビ)
 木下高男(共同テレビ)

■企画
 関谷正征(フジテレビ)
 中村百合子(フジテレビ)

■プロデュース
 貸川聡子(共同テレビ)
 江森浩子(共同テレビ)

■アソシエイトプロデュース
 小椋久雄(共同テレビ)

■音楽
 上田 益(レガートミュージック)

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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