1リットルの涙
#3 病気はどうして私を選んだの
合唱コンクールが10日後に迫り、亜也(沢尻エリカ)や遥斗(錦戸亮)たち1年A組の面々は練習に余念がない。しかし、体の異変に気づき始めていた亜也は、合唱の練習中に楽譜がぼやけて見え、言いようのない不安に襲われる。
同じころ、亜也の母・潮香(薬師丸ひろ子)は、常南大学医学部付属病院の神経内科診察室を訪れていた。夫の瑞生(陣内孝則)と話し合い、まだ亜也には病気のことを告知しない、と決めた潮香は、亜也の主治医・水野(藤木直人)にその旨を伝えた。早期の治療とリハビリの必要性を説いてきた水野は、その場しのぎの希望を持たせるべきではない、と潮香を諭す。しかし潮香は、水野の言葉をさえぎり、いまはまだ告知をしないでほしい、と頭を下げる。
その夜、亜也の妹・亜湖(成海璃子)は、絵の具セットを瑞生にねだる。実は、亜湖の描いたデザイン画が中学生絵画コンクールの一次審査を通過していたのだ。亜湖は、そのことを潮香に報告しようとする。しかし、亜也の病気のことが頭から離れない潮香はどこかうわの空で、亜湖の話をまともに聞いてやることができない。
あくる日、部活を終えた亜也は、先輩の祐二(松山ケンイチ)に誘われ、一緒にスポーツショップに行く。そこで、祐二から同じ柄の靴紐をプレゼントされた亜也は、嬉しさで一杯だった。ふたりは、ファーストフード店に立ち寄り、一緒に帰った。その際、亜也は、道の向こう側から走ってきた子どもを避けようとするが、体が動かず、ぶつかってしまう。
別の日、とある寺では、遥斗の兄・圭輔(佐藤祐基)の一周忌の法要が行われる。そこで遥斗は、子どもたちの自慢話をする親戚に毒づき、父親の芳文(勝野洋)を怒らせていた。
そんな折、亜也は、潮香たちには内緒で、常南大学医学部付属病院を訪れる。水野に会うためだった。そこで芳文に出会い、彼が遥斗の父親であることを知る亜也。芳文も、遥斗が彼女の家で食事をしたことを聞かされ、驚きを隠せなかった。芳文と別れた後、亜也は、入院中の優花(松本梨菜)の父・明彦(桜山優)を見舞う。そこで、優花の母・祥子(橘ゆかり)から、明彦が思うように体を動かせなくなる病気であることを聞かされた亜也は、祐二と一緒にいたときの出来事を思い出していた。水野が休みだと知った亜也は、看護師から彼の行きつけの食堂を教えてもらう。そこで水野と会った亜也は、彼に自分の病気のことを聞こうとするが…。
同じころ、亜也の母・潮香(薬師丸ひろ子)は、常南大学医学部付属病院の神経内科診察室を訪れていた。夫の瑞生(陣内孝則)と話し合い、まだ亜也には病気のことを告知しない、と決めた潮香は、亜也の主治医・水野(藤木直人)にその旨を伝えた。早期の治療とリハビリの必要性を説いてきた水野は、その場しのぎの希望を持たせるべきではない、と潮香を諭す。しかし潮香は、水野の言葉をさえぎり、いまはまだ告知をしないでほしい、と頭を下げる。
その夜、亜也の妹・亜湖(成海璃子)は、絵の具セットを瑞生にねだる。実は、亜湖の描いたデザイン画が中学生絵画コンクールの一次審査を通過していたのだ。亜湖は、そのことを潮香に報告しようとする。しかし、亜也の病気のことが頭から離れない潮香はどこかうわの空で、亜湖の話をまともに聞いてやることができない。
あくる日、部活を終えた亜也は、先輩の祐二(松山ケンイチ)に誘われ、一緒にスポーツショップに行く。そこで、祐二から同じ柄の靴紐をプレゼントされた亜也は、嬉しさで一杯だった。ふたりは、ファーストフード店に立ち寄り、一緒に帰った。その際、亜也は、道の向こう側から走ってきた子どもを避けようとするが、体が動かず、ぶつかってしまう。
別の日、とある寺では、遥斗の兄・圭輔(佐藤祐基)の一周忌の法要が行われる。そこで遥斗は、子どもたちの自慢話をする親戚に毒づき、父親の芳文(勝野洋)を怒らせていた。
そんな折、亜也は、潮香たちには内緒で、常南大学医学部付属病院を訪れる。水野に会うためだった。そこで芳文に出会い、彼が遥斗の父親であることを知る亜也。芳文も、遥斗が彼女の家で食事をしたことを聞かされ、驚きを隠せなかった。芳文と別れた後、亜也は、入院中の優花(松本梨菜)の父・明彦(桜山優)を見舞う。そこで、優花の母・祥子(橘ゆかり)から、明彦が思うように体を動かせなくなる病気であることを聞かされた亜也は、祐二と一緒にいたときの出来事を思い出していた。水野が休みだと知った亜也は、看護師から彼の行きつけの食堂を教えてもらう。そこで水野と会った亜也は、彼に自分の病気のことを聞こうとするが…。