1リットルの涙
#10 ラブレター
亜也(沢尻エリカ)は、滑らかな発音が難しくなる構音障害が進行していた。亜也の診察をした担当医の水野(藤木直人)は、養護学校卒業後、亜也が進学や就職をするのは困難であることを潮香(薬師丸ひろ子)と瑞生(陣内孝則)に伝え、在宅でリハビリに励んではどうか、と助言する。
加住養護学校の卒業式を終えた亜也は、これで自分の居場所が無くなった、とつぶやく。それに気付いた潮香は、亜也のために部屋を用意し、家族皆で温かく迎え入れた。
そんなある日、池内家に、明和台東高校の卒業式を終えたばかりの遥斗(錦戸亮)やまり(小出早織)、早希(松本華奈)ら、かつてのクラスメートたちがやってくる。遥斗は、常南大学医学部に合格していた。まりたちも大学に進学し、春からは新しい生活が始まるのだという。亜也は、まりたちの話を笑顔で聞いていたが、その表情はどこか寂しそうだった。潮香や遥斗は、そんな亜也の様子が気になっていた。
別の日、リハビリのために常南大学医学部附属病院を訪れた亜也は、そこで遥斗に会う。遥斗にキャンパスを案内してもらう亜也。そこで、並んで歩くカップルの姿を見つめていた亜也は、ふいに「どうして人間は歩くのかな?」と遥斗に問いかけた。恋人同士も歩きながら将来のことを語り合う、という亜也の言葉に、遥斗は何も返せなかった。
亜也を遥斗に任せて家庭訪問に行っていた潮香は、亜也を迎えに行く前に一旦帰宅する。その際、机の上から落ちた亜也の日記を偶然見てしまう潮香。そこには、「お母さん、過ごしやすい居場所が欲しいわけじゃないの。これから先、どう生きていくか、そのことを考えていたの」と記されていた。
潮香は、ショックを隠しながら、亜也を迎えに行った。すると亜也は、突然、入院させてほしい、と潮香と水野に懇願する。
加住養護学校の卒業式を終えた亜也は、これで自分の居場所が無くなった、とつぶやく。それに気付いた潮香は、亜也のために部屋を用意し、家族皆で温かく迎え入れた。
そんなある日、池内家に、明和台東高校の卒業式を終えたばかりの遥斗(錦戸亮)やまり(小出早織)、早希(松本華奈)ら、かつてのクラスメートたちがやってくる。遥斗は、常南大学医学部に合格していた。まりたちも大学に進学し、春からは新しい生活が始まるのだという。亜也は、まりたちの話を笑顔で聞いていたが、その表情はどこか寂しそうだった。潮香や遥斗は、そんな亜也の様子が気になっていた。
別の日、リハビリのために常南大学医学部附属病院を訪れた亜也は、そこで遥斗に会う。遥斗にキャンパスを案内してもらう亜也。そこで、並んで歩くカップルの姿を見つめていた亜也は、ふいに「どうして人間は歩くのかな?」と遥斗に問いかけた。恋人同士も歩きながら将来のことを語り合う、という亜也の言葉に、遥斗は何も返せなかった。
亜也を遥斗に任せて家庭訪問に行っていた潮香は、亜也を迎えに行く前に一旦帰宅する。その際、机の上から落ちた亜也の日記を偶然見てしまう潮香。そこには、「お母さん、過ごしやすい居場所が欲しいわけじゃないの。これから先、どう生きていくか、そのことを考えていたの」と記されていた。
潮香は、ショックを隠しながら、亜也を迎えに行った。すると亜也は、突然、入院させてほしい、と潮香と水野に懇願する。