第11回 2007年6月23日(土)放送 あらすじ

 とある療養所。“ライアーゲーム”3回戦、密輸ゲームでの神崎直(戸田恵梨香)らの途中経過を、ライアーゲーム主催者であるハセガワ(北大路欣也)に報告するエリー(吉瀬美智子)。報告を聞いていたハセガワは直と初めて会った日のことを思い出す。父親の見舞いで療養所を訪れていた直は、子供が排水溝に落とした1円を必死で拾っていた。そんな直を忌々しいと、ハセガワはエリーに直をライアーゲームに参加させるように命じていたのだ。そしてエリーもまた、直を“ライアーゲーム”に参加させた経緯、事務局員である谷村光男(渡辺いっけい)の過去や秋山深一(松田翔太)をゲームに参加させるように仕向けていたこと、ハセガワがフクナガユウジ(鈴木浩介)をゲームに送り込んできたことなどを思い出す。1回戦、2回戦、そして敗者復活戦とゲームが進んでいく中で直の言動を報告するたびに表れるハセガワの変化、そしてエリー自身の目論みが明かされ…。
 密輸ゲーム会場では、今までのことがすべて秋山の計画で、怒り狂っていたのも演技だったと知り驚く直ら「水の国」プレイヤー。一方、「火の国」ではヨコヤ(鈴木一真)は完全に孤立していた。その後もゲームは秋山の計画通りに進み、直の5億を密輸すれば「水の国」が逆転するところまでもってきた。ヨコヤへの復讐に燃える秋山を悲しそうに見つめていた直は、あえてミスダウトすることで3回戦を引き分けにして終わらせることを提案する。秋山に復讐をして欲しくないという願いからだ。全員が唖然とする中、次の密輸人となって検査ルームにきた直は検査官にヨコヤを指名、現れたヨコヤに秋山のため、そして自分のためにも謝るようにお願いする。みんなを救いたいという直の熱い思いを黙って聞いていたヨコヤだが、やがてうなだれると静かに秋山に頭を下げた。そして引き分けの提案に乗ると直に自分のカードを渡す。カードを受け取った直は中間発表を見ながら調整方法を考え頭をひねるが、見かねたヨコヤが代わりに調整を申し出た。ヨコヤのカードを預かっている直は安心してヨコヤに自分のカードを渡すが、その瞬間、高笑いするヨコヤ。実はそれは罠で、ヨコヤは預金をツチダ(森下能幸)のカードにすべて移していたのだった。ヨコヤは直を助けたければ、持っている「火の国」3人のカードを持ってくるように秋山に訴える。そして、次のゲーム。検査ルームで3枚のカードを出す秋山と、直のカードを出すヨコヤだが…。

キャスト

戸田恵梨香
松田翔太

鈴木一真
鈴木浩介
吉瀬美智子
和田聰宏

渡辺いっけい
  ・
北大路欣也

ほか

スタッフ

■原作
 甲斐谷 忍

■脚本
 古家和尚

■プロデュース
 志牟田 徹
 柳川由起子

■演出
 松山博昭
 植田泰史

■音楽
 中田ヤスタカ(capsule)

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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