第1回 2007年4月14日(土)放送 あらすじ

 大学1年生の神崎直(戸田恵梨香)は、“バカ正直のナオ”と呼ばれるほどの正直者。今日も拾った100円を交番に届けて警官の谷村光男(渡辺いっけい)に驚かれたばかりだ。
 そんな直の元へ1つの小包が届いた。カードを見ると宛名は“LGT事務局”となっている。心当たりがなく首をかしげながら小包を開けると、そこには1億円が入っていた。慌ててカードを確認すると“ライアーゲームトーナメントへのご参加ありがとうございます”との一文が。さらに箱の底に1本のビデオテープを発見する。ビデオテープを再生すると、仮面をつけたレロニラと名乗る男が現れ“ライアーゲーム”の説明を始めた。直はカードに書かれていた“ゲームに参加する場合のみ開封してください。開封後の参加取り消しは認められません”の一文を見落としていたため、自動的にゲームに参加することになっていたのだ。レロニラの説明によると…、
・“ライアーゲーム”とは対戦相手からマネーを奪い合うゲームである。
・双方同意のゲームのためいかなる手段を使っても構わず、行為自体は犯罪に問われない。
・ゲーム期間は30日間。終了時点で持ち金が多い方が勝者となる。
・ゲーム終了後に元金の1億円は返却し、相手から奪った金額がそのまま賞金となる。
・逆にお金を奪われていた場合は元金1億円から足りない分は自分で弁償する。
 とのこと。ビデオテープを見終わった後も半信半疑な直だったが、翌日、不安にかられて小包を持って交番へ行くも谷村に事件性がないためお金は預かれないと言われてしまう。すると再びライアーゲーム事務局から手紙が届いた。対戦相手が決まったという。その相手とは中学時代の担任教師の藤沢和雄(北村総一朗)だった。さっそく藤沢の元へ向かった直は、このゲームは事務局の詐欺行為だから手を組もうと持ちかけられ藤沢を信じて1億円を預けて家に戻った。ところが帰宅するとまたしてもカードが届き、直が藤沢に負けているという中間報告が書かれていた。すぐさま藤沢に確認の電話をするがそれも事務局の作戦だと言う。安心した直は疑ったことを謝ろうと藤沢の家に行くが、そこで藤沢が電話で直を騙したと笑っているのを目撃する。翌日、交番に行き谷村に相談する直だが、元々が直のお金ではないのでやはり事件にならないとの答えだ。激しく落胆する直を見た谷村は、詐欺のことは詐欺師に聞くのがいいと翌日に刑務所から出所する天才詐欺師・秋山深一(松田翔太)の話をこっそりと聞かせるのだった。
 出所日。刑務所から出てきた秋山を捕まえお金を騙し取られたから助けて欲しいと訴える直。一蹴する秋山だが直の正直さに根負けして話を聞くことに。話を聞き終わると、秋山は直と藤沢の元へ行く。秋山の口車に乗り、直からお金を奪ったことを認めた藤沢は豹変し直に暴言を吐く。その態度を見た秋山は、直に藤沢からお金を奪う覚悟があるなら手伝うと申し出る。入院中の父のためにも負けるわけにはいかない直は覚悟を決める。そして直と秋山の“ライアーゲーム”が始まった!

キャスト

戸田恵梨香
松田翔太

渡辺いっけい

福井友信

北村総一朗

ほか

スタッフ

■原作
 甲斐谷 忍

■脚本
 古家和尚

■プロデュース
 志牟田 徹

■演出
 松山博昭

■音楽
 中田ヤスタカ(capsule)

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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