偽りの花園
破談の通告
美禰子との結婚を反対された羽生は、必死に豊正を説得するが、聞き入れられなかった。数日後、矢作家に弁護士が訪ねてくる。豊正の代理として、弁護士は羽生と美禰子の破談を伝える。憤慨した斎造は美禰子を呼び寄せ、事情を聞く。そこへ、羽生が謝罪にくる。羽生の優柔不断な態度にかっとなった美禰子の兄・武夫は、羽生と別れるよう美禰子に言い渡す。羽生は勘当されても結婚を貫くことを美禰子に訴える。が、羽生を苦しめたくない美禰子は、別れを告げる。絶望する羽生に、美琶子は体当たりで求愛。その激情に押し流されて、羽生は美琶子と関係を持つ。