偽りの花園
問題のホクロ
ユリエが美琶子だと直感した丹は、ユリエの育ての親、斎造と杉枝を呼び寄せ、ユリエに会わせる。ユリエを見たとたん、美琶子との懐かしい再会に、胸を熱くする斎造と杉枝。が、ユリエはあくまでも人違いだと憮然。杉枝が指摘した美琶子の左腋の下のホクロもないと断言する。さらに、ユリエは最近記憶が少しずつ戻ってきたと言い、自分は堺の廻船問屋の一人娘だと関西弁で説明する。その夜、顕彦はユリエを騙して、腋の下のホクロを調べようとする。が、ユリエに見破られ、美禰子への復讐心をますます煽る結果になる。ホクロもあるかどうか、よくわからなかった。