偽りの花園
身代り育児
栄子が男児を出産。子どもは美禰子の子として入籍され、美禰子はその子の母親役を演じさせられる。待ち望んだ跡継ぎの誕生に、熙道夫妻は大喜び。赤ん坊は「進一」と名付けられる。美禰子は赤ん坊に愛情を注ぐことができず、育児も苦手だった。やりきれなくなった美禰子は、顕彦に助けを求めにいく。顕彦は不憫に思うものの、二度と美禰子と過ちをおかしてはならない、と自制する。栄子は赤ん坊に無関心だったが、美禰子が不在のとき、泣きやまない赤ん坊に母乳を与える。それを見た茜は驚く。そんなある日、美禰子は顕彦から、あることを頼まれる。