第11回 2006年9月19日(火)放送 あらすじ

感動のラストダンス!

 ダンスの練習中に転倒し、足を負傷してしまった要(榮倉奈々)は、診察をした医師から、チアダンス大会への出場は諦めるよう言い渡される。要は、どうしても大会に出たい、と言い張るが、母親のふさ江(戸田恵子)から、無理をしてまた何かあったら仲間たちに迷惑がかかる、と叱責される。同じころ、父親の誠三(夏八木勲)と和解した渡(国分太一)は、誠三と渡のためにずっと尽力してくれた深雪(菅野美穂)のようすがどこかおかしかったことが気にかかり、彼女の携帯電話に電話をする。しかし、その番号は何故かつながらなかった。
 あくる朝、松葉杖をついて学校に向かった要は、河原で彼女が来るのを待っていた双葉(加藤ローサ)、まゆ実(森田彩華)、さやか(西原亜希)、教子(悠城早矢)に、大会までには足のケガも治る、と嘘をつく。が、要のカバンを受け取りに彼女の家に向かった双葉は、ふさ江から医師の診断結果を聞いてしまう。
 放課後、チアダンス同好会『MAYFISH』のメンバーは、いつものように練習場に集まった。準備体操をするメンバーたちに混じって、要も、イスに座ったまま振りつけの練習をしていた。そこにやってきた双葉は、要は大会に出場させない、とメンバー全員に告げると、自らリーダーシップをとって練習を開始する。事情を知った渡や三郎太(増田貴久)は、落ち込んだそぶりも見せず、気丈に振る舞おうとする要に、かける言葉が見つからなかった。
 翌日から要は、ケガのようすを見るためにしばらくの間、学校を休むことになった。渡からそれを聞かされた万里(田野アサミ)たちは、大会に勝つために出場するわけではないのだから、要と一緒に踊る方法があるのではないか、と言い出す。動けない要のためにダンスの構成を作り直せばいい、というのだ。しかし双葉は、そんなメンバーたちの声に耳を貸さなかった。
 双葉の冷たい態度に疑問を抱いた16人は、もう一度、双葉と話し合うために彼女の実家・皐月神社を訪れた。するとそこには、要の回復を祈ってお百度参りをする双葉の姿があった。その姿を見た『MAYFISH』の面々は、城東学園チアダンス部『キティタイフーン』のように踊りたい、という要の夢を自分たちが代わりに叶えようと決意する。
 それから数日後、要が登校してくる。要は、医師の言いつけを守って、ずっと安静にしていたらしい。それが功を奏して、ついにリハビリをしてもいいという許可がおりたのだという。迷惑をかけてしまうかもしれないがギリギリのところまで頑張りたい、という要を、双葉たちは大喜びで迎え入れた。
 仲間たちに支えられながら少しずつ練習を開始した要は、やがて、なんとか他のメンバーに合わせてひとつのパートを踊れるまで回復する。そんな折、渡は、親友のマコト(大倉孝二)から、深雪の居場所を教えられる。深雪は、踊りを止めて、横浜にある画廊で働き始めたらしい。その画廊を訪れた渡は、深雪のおかげで自分の中にあった後悔と向き合うことが出来た、と彼女に告げる。そして、いま自分が一番大事にしているものだから是非見てほしい、とチアダンス大会のチケットを手渡す。そしていよいよ、チアダンス大会の日がやってくる。

キャスト

相川 要 … 榮倉奈々
末吉双葉 … 加藤ローサ
池田まゆ実 … 森田彩華
花上さやか … 西原亜希
浜田教子 … 悠城早矢
鈴木カルロス三郎太 … 増田貴久
      ・
相川ふさ江 … 戸田恵子
石橋 渡 … 国分太一

スタッフ

■原案
 長谷川晶一
 「ダンス・ラブ★グランプリ~県立厚木高校ダンスドリル部全米制覇の記録」
 (主婦の友社)

■脚本
 横内謙介
 半澤律子

■演出
 小林義則(共同テレビ)
 石川淳一(共同テレビ)

■音楽
 住友紀人

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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