第10回 2006年9月12日(火)放送 あらすじ

大会直前のケガと涙の別れ

 要(榮倉奈々)や双葉(加藤ローサ)たちさつき高校チアダンス同好会『MAYFISH』に、チアダンス大会の出場許可証が届いた。
 奥村教頭(斎藤洋介)と校務員の田中(坂本あきら)のおかげで練習場も広くなり、がぜん張り切るメンバーたち。その際、麻紀(神原麻由)から、大会で着用するユニフォームはどうするのか、と問われた要は、学校のジャージで出場することを皆に告げる。デザイン学校を目指そうと決意したさやか(西原亜希)が新しいユニフォームのデザインを考えてはいたが、予算ゼロでは作ることが出来ないのだ。それを聞いた万里(田野アサミ)や香織(徳永えり)たちストリートダンス4人組は、不満を漏らした。が、聖子(松田まどか)や乙女(ゆってん)らに諭され、渋々納得する。
 同じころ、三郎太(増田貴久)は、運送会社でアルバイトをしていた。家族が農園を始める準備でブラジルに渡ったため、現在ひとり暮らしをしている三郎太は、せめて生活費くらいは自分で稼ごうとアルバイトを始めたのだ。三郎太自身も、高校卒業と同時にブラジルに行くことになっていた。事情を知った担任の渡(国分太一)は、卒業まで三郎太を自分の部屋に住まわせ、彼の面倒を見ることにする。
 その夜、渡のもとに、深雪(菅野美穂)から電話が入る。渡の父親で、日本舞踊・鷺村流家元の誠三(夏八木勲)が、宗家の名を封印して、引退することを決意したのだという。誠三の弟子である深雪は、渡と誠三が和解する日が来ることを信じ、それまでの間、鷺村流を守ろうとしていたが、それを果たすことが出来ずにひどく落胆していた。
 一方、要の父親・圭三(美木良介)は、ふさ江(戸田恵子)の親友・奈美世(濱田マリ)から、要がチアダンスをやっていることを教えられる。会社に戻った圭三は、インターネットで検索し、乙女のブログを見つけていた。
 ターンが苦手だった要は、バレエを習っていたかしこ(木南晴夏)に付きまとい、個人レッスンを頼む。要が、無理矢理かしこを練習場に連れて行くと、そこには、一心不乱に日舞を踊っている渡の姿があった。渡は、踊りを途中で投げ出してしまった自分にけじめをつけるため、最後に一度だけ、誠三の前で踊ることを決意していた。
 そんなある日、要たちに朗報が届く。さつき高校のOBが寄付を申し出てくれたため、洋品店店主・古座野(六角精児)がチアダンス大会用のユニフォームをオーダーしてくれるというのだ。要たちは大喜びするが、そんな矢先、要は足に怪我をして大会への出場を医師から止められてしまう…。

キャスト

相川 要 … 榮倉奈々
末吉双葉 … 加藤ローサ
池田まゆ実 … 森田彩華
花上さやか … 西原亜希
浜田教子 … 悠城早矢
鈴木カルロス三郎太 … 増田貴久
      ・
相川ふさ江 … 戸田恵子
石橋 渡 … 国分太一

スタッフ

■原案
 長谷川晶一
 「ダンス・ラブ★グランプリ~県立厚木高校ダンスドリル部全米制覇の記録」
 (主婦の友社)

■脚本
 横内謙介
 半澤律子

■演出
 小林義則(共同テレビ)
 石川淳一(共同テレビ)

■音楽
 住友紀人

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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