第9回 2009年6月9日(火)放送 あらすじ

さよなら奇跡の男

 バルコニーで月を見ていた千里(堀北真希)は、やってきた翔(向井理)に抱き寄せられ、キスをされる。その場面を偶然目撃してしまった猛(岡田義徳)は、何故か動揺していた。
 同じころ、千里が社長代理を務めていた『ミラクル』では、社長秘書だった時田(山本耕史)が新社長に就任する。時田は、事情を確かめにやってきた千里に、社長就任は前社長の新造(草刈正雄)と約束したことだと主張した。続けて時田は、千里が新造と交わした契約は今後もそのまま継続されるから安心してほしい、と千里に告げた。
 千里からその報告を受けた優(山本裕典)や智(瀬戸康史)は、もともと自分たちはミラクルとは関係がなかったのだからこれでよかったのではないか、と納得する。だが、長男の風(要潤)は、時田が玩具関連のセクションを廃止し、ゲーム開発だけに絞るはずだ、と言い出す。代々受け継がれてきた発明品もこれで途絶えるというのだ。そこで風が取り出したのは、新造が風に宛てた手紙だった。その手紙には、時田がミラクルを狙っていることが記されていた。それ以上に風が注目していたのは、遺産を見つけることができれば大切なものを守ることができるかもしれない、と書かれていたことだった。だが、その話を聞いていた猛は、新造に騙されていることに何故気づかないのか、と言い出す。ミラクルを乗っ取られることに気づいていたのなら、回りくどいやり方をしないで、最初から遺産を渡せばいいだけだ、というのだ。
 そのとき、トリックハート城の玄関ベルが鳴った。訪ねてきたのは、猛の実の父親・一輝(ベンガル)だった。一輝は、新造が亡くなったことを聞き付け、猛のことが心配になってやってきたのだという。かつて一輝に、もう2度とここに来るな、と言われたことをいまでも覚えていた猛は、その言葉をそのまま返す、と言って猛反発した。一輝は、2人のやりとりを心配そうに見守っていた千里に、自分の携帯電話の番号を書いたメモを預けるが…。

キャスト

堀北真希

向井 理
山本裕典
瀬戸康史

つるの剛士
岡田義徳
永山絢斗
岡山智樹
 ・
要 潤
 ・
山本耕史
草刈正雄(特別出演)
 ・
高島礼子
ほか

スタッフ

■脚本
 武藤将吾

■演出
 松田秀知

■音楽
 井筒昭雄

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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