第2回 2009年4月21日(火)放送 あらすじ

男子のフェロモン

 千里(堀北真希)は、大蔵家の兄弟たちと一緒に暮らすことに耐えられなくなり、トリックハート城を出て行く。千里が向かった先は、国土(つるの剛士)が働いているネットカフェだった。するとそこに時田(山本耕史)が現れる。千里を迎えにきたのだという。時田は、千里を『ミラクル』の本社に連れて行くと、会議のために集まっていた役員たちに、千里が社長代理に就任したことを伝える。社長だった新造(草刈正雄)の遺言だというのだ。突然のことに驚く千里。役員たちも、例え新造の遺言でも承服できない、と異議を唱えた。それに対して時田は、万が一業績が悪化したときは自分がすべての責任をとる、と宣言する。
 会議の後、千里は、社長代理をやるつもりはない、と時田に告げる。するとそこに顧問弁護士の響子(高島礼子)が現れ、またもや千里がサインをした巻物を取り出す。響子が巻物を広げていくと、そこには千里が新造から借りた1億円を返済したものとみなす条件として、『1カ月、大蔵新造の妻になること』『3カ月間、トリックハート城で息子たちの母親として生活すること』という項目のほかに、『社長代理としてミラクルに尽力を注ぐこと』とも記載されていた。
 観念した千里は、トリックハート城に戻った。出迎えたのは、家を出て生活しているはずの3男・翔(向井理)だった。そこで翔は、千里に力を貸す、と申し出る。翔が狙っているのは、千里が手にするはずの遺産だった。翔は、母親10カ条の第1条「食事は家族揃ってリビングで」を片付けてしまおう、と千里に提案すると、家を出て放浪している長男・風(要潤)に電話して一緒に食事をしようと誘った。
 一方、次男の猛(岡田義徳)は、帰宅途中に、6男の明(岡山智樹)がクラスメートからいじめられている場面を目撃する。猛は、いじめっ子たちを一喝して明を助けると、彼をバイクの後ろに乗せて一緒に帰宅する。
 千里と翔は、新造が発明したハイパワー接着剤を椅子に塗って、撮影の仕事から帰ってきた四男の優(山本裕典)、部屋を出ることができるようになったばかりの5男・智(瀬戸康史)を捕獲する。猛と明も、リビングの椅子に接着剤が塗られているとは知らずに座ってしまい、身動きが取れなくなってしまう。すると猛は、何故家に戻ってきたのか、と翔に噛み付いた。それがきっかけで、翔と猛が大ゲンカを始めてしまい、兄弟揃って一緒に食事をする計画は台無しになってしまう。風は、結局現れなかった。
 千里は、響子から、新造が6人もの養子を取った理由を聞かされる。もともと新造の後継者には、風がなる予定だったという。しかし、風がそれを拒んだために、猛、翔、優、と次々と迎え入れたらしい。響子によれば、猛と翔は、昔は仲が良かったのだという。しかし、6年前に翔が何も言わずに家を出てしまったことが原因で、ふたりの関係は悪化していた。猛は、翔が後継者の座を譲るために出て行ったと思い込んでいるのではないか、というのが響子の意見だった。
 そんな折、翔が働いているホストクラブに猛がやってくる。ホストの面接を受けた猛は、翔より自分の方が上であることを証明する、と宣言するが…。

キャスト

堀北真希

向井 理
山本裕典
瀬戸康史

つるの剛士
岡田義徳
永山絢斗
岡山智樹
  ・
要 潤
  ・
山本耕史
草刈正雄(特別出演)
  ・
高島礼子

ほか

スタッフ

■脚本
 武藤将吾

■演出
 松田秀知

■音楽
 井筒昭雄

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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