ハチワンダイバー
大将は誰だ?驚愕の鬼将会本部へ突入
菅田健太郎(溝端淳平)は、そよ(仲里依紗)と妹・歩美(大政絢)とともにやってきた鬼将会本部で、歩美から自分は鬼将会のメンバーだと明かされる。突然の告白に菅田とそよが驚愕する中、歩美はそこにピアノがあるかのように、宙で鍵盤を弾くように手を動かし始める。菅田には聴こえないが、そよにはそれがショパンの「革命」として聴こえる。鬼将会は、夢を奪われた者たちの革命の場所だと言う歩美。彼女もかつて菅田に夢を奪われたひとりだという。実は、歩美は菅田よりも将棋の才能がありプロを目指したかったが、自分より先に菅田がプロを目指し上京してしまったため、経済的な理由から諦めざるを得なかったというのだ。それを恨み、いつか兄を倒そうと鬼将会に入ったのだという。初めて聞かされることに面食らう菅田に歩美は、対局を迫る。負けたほうが、将棋を捨てることを条件にした勝負だ。拒めばそよが傷つけられると知った菅田は、それを受けることに。菅田はたとえ歩美から将棋を奪っても、怪しい連中から妹を取り戻そうと心に誓う。
歩美は絶対音感の持ち主で、菅田が指す駒の音を音符に言い換えたり、さらにそのときの精神状態までをもズバズバと言い当てる。宙でピアノを弾きながら、両手で駒を指すという独特のスタイルだが、リズミカルに手を繰り広げる歩美に菅田は引きずられてしまう。鬼将会の大将にその実力を認められているという歩美は、大将とともにプロを倒すことが自分の使命なのだと、力強く駒を指す。
同じ頃、将棋道場にやってきた角田(伊達みきお)と飛鷹(富澤たけし)は、店主・月島文郎(渡辺哲)に娘・みさき(木下優樹菜)の行動について尋ねるが、月島は関知しないとそっけない態度を取る。しかし、鬼将会の大将は昔からの友だちだから、大将の無念は誰よりも理解していると言う。さらに、自分もみさきも日陰者で、そういう者たちは誰かが太陽を叩き落してくれるのを待っているんだと、意味深な発言をする。
またそんな頃、プロであるが故に、鬼将会に立場を狙われている鈴木歩人八段(小日向文世)は、鬼将会に菅田が立ち向かっていることを聞かされ、ある決断をする。
そして、菅田の隣人・六車里花(安田美沙子)は、酒に酔っておぼつかない足取りで道を歩いていた。空を見上げても星も見えず、いいようのない悲しみにとらわれていた。
一方、鬼将会本部では、菅田と歩美の勝負が続いていた。そんな中、どこからか老女が現れるとそよに向かい、大将が呼んでいると告げる。しかし、そよがそれを拒むと、老女は後悔すると含みのある言い方をする。
数時間後、菅田がそよとともに鬼将会の廊下を歩いていると、背中を向けて立っている男を見る。大将に違いないと思い声をかけると、男は振り向いて久しぶりだとあいさつをする。微笑む男は、菅田の奨励会の同期、粕屋義英(つるの剛士)だった。
歩美は絶対音感の持ち主で、菅田が指す駒の音を音符に言い換えたり、さらにそのときの精神状態までをもズバズバと言い当てる。宙でピアノを弾きながら、両手で駒を指すという独特のスタイルだが、リズミカルに手を繰り広げる歩美に菅田は引きずられてしまう。鬼将会の大将にその実力を認められているという歩美は、大将とともにプロを倒すことが自分の使命なのだと、力強く駒を指す。
同じ頃、将棋道場にやってきた角田(伊達みきお)と飛鷹(富澤たけし)は、店主・月島文郎(渡辺哲)に娘・みさき(木下優樹菜)の行動について尋ねるが、月島は関知しないとそっけない態度を取る。しかし、鬼将会の大将は昔からの友だちだから、大将の無念は誰よりも理解していると言う。さらに、自分もみさきも日陰者で、そういう者たちは誰かが太陽を叩き落してくれるのを待っているんだと、意味深な発言をする。
またそんな頃、プロであるが故に、鬼将会に立場を狙われている鈴木歩人八段(小日向文世)は、鬼将会に菅田が立ち向かっていることを聞かされ、ある決断をする。
そして、菅田の隣人・六車里花(安田美沙子)は、酒に酔っておぼつかない足取りで道を歩いていた。空を見上げても星も見えず、いいようのない悲しみにとらわれていた。
一方、鬼将会本部では、菅田と歩美の勝負が続いていた。そんな中、どこからか老女が現れるとそよに向かい、大将が呼んでいると告げる。しかし、そよがそれを拒むと、老女は後悔すると含みのある言い方をする。
数時間後、菅田がそよとともに鬼将会の廊下を歩いていると、背中を向けて立っている男を見る。大将に違いないと思い声をかけると、男は振り向いて久しぶりだとあいさつをする。微笑む男は、菅田の奨励会の同期、粕屋義英(つるの剛士)だった。