第6回 2008年6月14日(土)放送 あらすじ

伝説の男・二こ神が再登場…菅田ついに弟子入り

 菅田健太郎(溝端淳平)は、勝てば中静そよ(仲里依紗)を自分のものにすると宣言していた3人目の対局相手・斬野シト(京本政樹)に敗れてしまう。とんでもないことになったと呆然とする菅田は、気づくと二こ神(大杉漣)の小屋の前にいた。尋常ではない菅田を見て事情を察した二こ神は、オッパイを揉んだことが敗戦の原因だろうと見解を示す。
 菅田はそれを否定しようとするが、あることに思い当たる。数日前、メイド姿のそよに抱きしめられたとき、自分の顔がそよのオッパイに当たりその感触を知ったのだ。まさか、そんなことで…と半信半疑の菅田に二こ神は、必死で積み上げてきたものの隣に1秒で鎮座できるのが「女」なのだと諭す。
 そよの胸の感覚を知った今、菅田の棋力は以前の半分になっているという二こ神。その力を戻すためにも自分の弟子になれと菅田に迫るが、自分にはプロの師匠・鈴木歩人八段(小日向文世)がいるからと菅田は申し出を断る。
 そんなところへ、ひとりの男が二こ神を訪ねてくる。その男こそ、20年前にアマチュアだった二こ神が打ち負かした、プロ棋士・海豚一郎(池田鉄洋)だ。当時、四段だった海豚は現在は七段になっていると言う。そんな海豚は、自分を凌ぐほどの棋力の持ち主である二こ神が落ちぶれていることが信じられないという。すると、二こ神は、傍らにある物入れから「鬼」と彫られた駒を取り出し、その理由を説明しはじめる。
 その頃、アパートに戻ってきた六車里花(安田美沙子)は、階段を降りてくるセーラー服姿の見慣れぬ少女(大政絢)を目撃する。怪訝(けげん)に思いながらも遠ざかる後ろ姿を見送った里花は、階段を上がると菅田の部屋をノックする。中から応答がないことにイラつくが、ふと足元を見ると、そこに「鬼」と彫られた駒が落ちていることに気づく。
 一方、菅田は二こ神の小屋で繰り広げられている二こ神と海豚の激しい対局を息をのんで見つめていた。海豚から感じるプロの圧倒的な気迫、そして、自分と戦ったときとは違う二こ神のフルパワー。そのすべてに、菅田はただただ圧倒されてしまう。そんなとき、自分に食いついてくる二こ神に対して海豚が、真剣師風情が将棋でプロに楯突くなと、言い放つ。これを聞いた菅田はカッと熱くなり、アマチュアのプライドに賭けて、二こ神に勝ってほしいと願う。そんな思いが通じたのか、二こ神は自信をのぞかせる。そして、自分が勝ったら弟子になれと念を押すように言う。菅田は二こ神に向かい、居住まいを正すと、ついに「はい!」と返事をし…。

キャスト

菅田健太郎 … 溝端淳平

中静そよ … 仲 里依紗

六車里花 … 安田美沙子

角田吾郎 … 伊達みきお
         (サンドウィッチマン)

飛鷹安雄 … 富澤たけし
         (サンドウィッチマン)

月島みさき … 木下優樹菜

海豚一郎 … 池田鉄洋

斬野シト … 京本政樹

二こ神 … 大杉 漣
      ・
鈴木歩人 … 小日向文世

スタッフ

■原作
 『ハチワンダイバー』柴田ヨクサル
 (集英社 ヤングジャンプコミックス刊)

■脚本
 古家和尚

■プロデュース
 東 康之

■演出
 水田成英
 松山博昭

■音楽
 澤野弘之

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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