第2回 2008年5月10日(土)放送 あらすじ

イケメンVSマムシ死闘そして衝撃結末

 81マスの将棋盤の底に潜り、必殺技を手に入れるという不思議な体験をした真剣師・菅田健太郎(溝端淳平)は、再び“アキバの受け師”の中静そよ(仲里依紗)を部屋に呼ぶ。メイド姿でやって来たそよと対局しようとするが、将棋駒を質屋に入れていたことを思い出し道場へ。そよは、メイド姿から着替え“受け師”として菅田に向き合う。
 その鋼鉄のような受けの将棋に菅田はたじろぐが、先日、真剣師・飛鷹(富澤たけし)に勝ったときのように、必殺の一手を探しに将棋盤の底へ潜ろうと目を閉じて呼吸をはじめる。しかし、どういうわけか潜ることができず、菅田は時間切れで負けてしまう。
 所持金がわずかとなった菅田は、将棋センターへ来ると客に声をかけるが、強いと評判の菅田の相手をしてくれる客は見つからない。勝ち過ぎるとろくなことがない、真剣師・角田(伊達みきお)からそう言われたとき、荒稼ぎをしていると噂の真剣師・桂(デビット伊東)が入ってくる。高額をふっかけるうえ、素性も怪しい桂との対局を角田に止められるが、菅田はそれを聞かず10万円で勝負することに。強い相手に追い込まれれば、今度こそ将棋盤に潜れるだろうと期待しながら桂と向き合う菅田。じりじりと追い詰められた菅田は呼吸をはじめ、「ダイブっ!」とばかり将棋盤に潜ろうとするが、何の変化も現れない。やがて時間切れとなり、またもや破れてしまう。10万円を立て替えてもらった角田とともに、アパートに戻ってきた菅田は、ミニスカートの隣人・六車里花(安田美沙子)に出くわす。隣人以上の関係ではないはずなのに、里花は菅田のフルネームを知っており、自分を傷物にしたと言い捨てる。訳がわからず慌てる菅田を一喝した角田は、自分が真剣師の正しい稼ぎ方を教えてやると言い、菅田が足を踏み入れたことがない将棋サロンへ連れて行く。
 角田が伝授したのは、顔が知られていない場所でわざと負けながら、カモを探すという方法だった。弱そうなふりをして勝負を受け、まずは負ける。そこで気をよくした相手が再戦を持ちかけて来たら、二局目、三局目で勝つ。それほど強くないと思う相手に二敗を喫したカモは、後日、必ずリベンジを挑んでくるという算段だ。これが真剣師の稼ぎ方だとわかってはいても、わざと負けるということがダメージとなり、対局中、菅田の目から涙があふれ出る。
 帰路に着いた菅田の脳裏には、プロを目指していた高校生の頃、師匠・鈴木歩人(小日向文世)から言われた言葉がよみがえる。自分の将棋に嘘をつくな、プロを目指すなら常に高みを目指して将棋を指し続けろというその言葉を金のために踏みにじり、取り返しのつかないことをしてしまったと、再び肩を震わせ…。
 そして、菅田は凶悪な敵・マムシ(姜暢雄)との対決に挑むことになる。そこで彼を待ち受けるものとは…。

キャスト

菅田健太郎 … 溝端淳平

中静そよ … 仲 里依紗

六車里花 … 安田美沙子

角田吾郎 … 伊達みきお
         (サンドウィッチマン)

飛鷹安雄 … 富澤たけし
         (サンドウィッチマン)

月島みさき … 木下優樹菜
      ・
鈴木歩人 … 小日向文世

スタッフ

■原作
 『ハチワンダイバー』柴田ヨクサル
 (集英社 ヤングジャンプコミックス刊)

■脚本
 古家和尚

■プロデュース
 東 康之

■演出
 水田成英
 松山博昭

■音楽
 澤野弘之

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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