笑顔ひろがる社会のために

2024年2月27日更新

あなせん

1月28日 ダヴィンチマスターズとコラボレーションした『あなせん』特別編を実施

対象:小学1~4年生「特別編」 
先生:新美有加アナ/堀池亮介アナ

1月28日に、“自己肯定感・思考力・行動力・他者との協働・社会意識力”を育み、「非認知能力」を育むイベントのダヴィンチマスターズのプログラムのひとつとして『あなせん』特別編を実施しました。今回は、昨年に制作をした『デジタル紙芝居「やまなし」』を題材とした音読をテーマに、新美有加アナウンサーと堀池亮介アナウンサーが講師を務めました。

はじめましての人と、高学年の教材を、みんなの前で音読。
そう聞いただけで大人でも遠慮してしまいそうなのですが…この日は見事にやり遂げてくれました。

使う教材は、クラムボンが"かぷかぷ"笑う、あの「やまなし」です。
そもそも高学年でも読解が容易でないこの話を、チームごとに"わくわく""こわごわ""ぷんぷん""しくしく"どれかになりきって読んでもらう、なりきりチャンピオン大会も開催。正解は一つではないからこそ、この感情ってどんなふうに読めばいいのだろう…と、登場人物の気持ちや場面を思い想像しながら読んでもらいました。

チームに馴染めずに、もじもじしていた子も、なんだかつまらないところに来てしまったと拗ね気味の子も…いざ発表の時間になるとスイッチがパチっと入ります。
発表はアニメのアフレコのように、流れに乗りながら自分の順番に代わる代わる音読します。緊張感が想像できますよね。

音読は登場人物の気持ちを推し量ること、それを音声化することが求められます。その面白さ以外にも、実は自分の読みに対する相手の反応をまた受け取ることも醍醐味の一つ。

反応のキャッチボールという、いわゆる“コミュニケーション”を知らず知らずにしているんですよね。だからこそ、誰かの発表を聞く時間も大事で。
自分だったら…と想像するからこそ、誰かが間違えても、止まっても、笑うことなく見守ってくれる人が多いのだと、こちらも嬉しく、子どもたちを誇らしく思いました。

音読が好きな子も苦手な子も最後は“前よりちょっと”好きになってくれたようで何よりです。
ぜひ大人の皆さんにも、いい聞き手になってもらえたらうれしいです。

文:新美有加(フジテレビ アナウンサー)

今年で3回目となるダヴィンチマスターズでの『あなせん』の特別授業。
初めて講師を担当させていただきました。

今回の授業のテーマは「音読」です。しかも「なりきりながらの音読」。
宮沢賢治作「やまなし」の物語を、はじめましての子どもたちでグループを作り、4人1組で発表してもらいました。

なりきるテーマは“わくわく”“こわごわ”“ぷんぷん”“しくしく”のどれか。
最初は緊張してグループの中で積極的に声を出せない子も多かったのですが、いざみんなの前で発表する時間になると、それぞれのテーマになりきって一生懸命取り組んでくれました。

授業を終えて「これまで音読が苦手だったけど、今日の授業で楽しくなった」と言ってくれる子が増えてとても嬉しかったです!

伝えることの楽しさや伝わった時の嬉しさというものを、これから学校やお家でもたくさん感じてもらいたいです。
そして、また色々なバリエーションでなりきり音読にチャレンジしてもらいたいです。

文:堀池亮介(フジテレビ アナウンサー)

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