企業は社会の一員であり、社会に対して果たすべき役割を負っています。私たちは、その責任を認識し、行動することがCSR(Corporate Social Responsibility 企業の社会的責任)と考えています。
その領域は、コンプライアンスを始め、社会貢献活動、環境活動、ステークホルダー(従業員、株主、顧客・視聴者など企業と関わる全ての利害関係者の総称)との関係、人権、情報管理、地域社会への参加、人材育成・職場環境なども含まれ、広範にわたります。
フジテレビでは、CSR活動を通じてメディア企業としての社会的責任を果たすため、2006(平成18)年6月にCSR推進室を立ち上げました。
CSRの基盤をなす「ガバナンスの構築」「コンプライアンスの確保」に関しては、2006年5月、会社法の施行に対応し「業務の適正を確保する体制(内部統制システム)の整備」を行いました。
また、国民共有の財産である電波を預かる放送事業者としての使命を強く認識し、高い法令順守の意識、使命感、倫理観が求められていること等を自覚するなど誠実な業務遂行を求める「コンプライアンス及びリスクの管理等に関する規程」を設けています。
さらに、絶えず発信する豊かなコンテンツ(情報)資産を各種の脅威から守り、かつ、業務や番組制作において取得したすべての情報は重要かつ貴重な資産であるという認識に立って、「フジテレビ情報セキュリティ基本方針」を定め、全社的に情報セキュリティの考え方(「情報セキュリティガイドライン」)を周知徹底しています。
また、「挑戦と創造」という企業理念のもと、「フジテレビ行動宣言」を2019年1月1日に新しく制定しました。この「行動宣言」は視聴者から信頼され支持されるテレビ局であり続けるための指針であり、フジテレビおよび社員・スタッフによる企業活動の基本方針です。
CSRの企画実行にあたっては、全社的な実行組織として、社長を委員長とする「CSR推進会議」を設け、各局から選抜されたCSR推進会議プロジェクトメンバーが主体的に関わっています。
フジテレビのCSR活動の軸となっているのは、各局から選抜されたCSR推進会議プロジェクトメンバーです。月に一度、CSR推進会議実行委員長を交えて活動報告や情報交換を行う会議を開催しているほか、分科会を開き、メンバーからの企画を検討。フジテレビらしい“ボトムアップ”型のCSR活動を実施しています。また、メンバーを毎年入れかえ、社内のCSRに対する理解の浸透を図っています。
2007年に結成した「エコアナ」。よりよい未来のために積極的にSDGsを推進していきます。