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2024年1月26日更新

あなせん

12月5日 『あなせん』特別編・デジタル紙芝居朗読講座を開催

デジタル紙芝居「朗読講座」 
先生:奥寺健アナ/島田彩夏アナ/黒瀬翔生アナ

この時期恒例になった『あなせん×デジタル紙芝居』は、これまでの経験を踏まえ、新しい作品に挑みました。宮澤賢治作「やまなし」です。賢治ファンでなくても、どこか頭の片隅にある作品…。小学6年の国語の教科書に載っている作品だからです。40年あまり前、当時ちっとも勉強しなかった私さえ覚えている名作を、デジタル紙芝居に仕上げました。しかも今回は趣向を凝らし、2パターン作りました。一つは普通の演出。もう一つは…リズムに乗せてラップ調に読む部分があるものです。これを、事前に子どもたちに見てもらいました。

『あなせん』に当日集まってくれたのは4年生から6年生の子どもたち。今回はとても元気がよく、そして、本当に楽しそうに「やまなし」を読んでくれました。びっくりするほど上手で積極的だったので、予定に無かったのですが、「やまなし」の前半を全員で分担し、通しで読んでもらいました。たった1時間で、群読の朗読劇が出来てしまいました。子どもたち全員が出演者、武蔵野プレイスとフジテレビのスタッフがお客さんでした。

4年生でも、6年生の教科書を、平気ですらすら読めるのですね。少し抽象的な表現もあり、難しいかもしれないと思ったのですが、全く心配無用でした。ラップ調を含む2種類の読みを事前に聞いてもらい、読み方にはいろいろあり「自由」に読んでよいのだということを耳を通してわかってもらえたのが、楽しさの理由の一つだったのではないかと思います。 二つの「やまなし」は、どちらも“お手本”ではありません。あくまで「やってみた」だけ。この先、一人ひとりの子どもたちに、もっといろいろな「やまなし」を読んでもらえたらと思いました。

文:奥寺健(フジテレビ アナウンサー)

「次、読みたいひと!」
「はい!」「はい!」「はーい!」

来てくれた全員が元気よく手を挙げてくれて、びっくり。すごく嬉しかったです。マイクと、大きなモニターと、そしてスピーカー。自分たちの声でものがたりが作られていくのって、とっても楽しいよね。ふだん教科書を読むときって、なんだかちょっと緊張しちゃうけど、音読って、本当はどんなふうにでも読んでいいんだ。みんなの読み方、楽しかったなあ。カニのお兄さん、カニ弟、カニお兄さん、ト書き、それぞれみんな全部違っていて、読むたびに違う雰囲気だったね。私もみんなと一緒に読ませてもらって、超ワクワク、ウキウキました。ありがとう!これからもみんなで「自由」な音読にチャレンジしてね!

文:島田彩夏(フジテレビ アナウンサー)

今回、『あなせん』に参加してくれたみんなはとても積極的に、自分たちからどんどん朗読を実践してくれました。手を挙げて、マイクの前で朗読している子どもたちの表情がとても輝いて見えました。

また、朗読もそれぞれの感性、個性が溢れていた「やまなし」でした。回数を重ねるごとにさらにそれに磨きがかかり、講師をしていた僕の方が子どもたちから勉強させられるような、そんな子どもたちの朗読でした。
ぜひ学校の音読の授業で、今回の『あなせん』で学んだ、自由で個性的な読み方を実践してほしいなと思います。

文:黒瀬翔生(フジテレビ アナウンサー)

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