番組・コンテンツをつうじて

2023年3月22日更新

SDGs

3週連続SDGsウィークエンド!
第二弾「EXITの未来を本気で考えるⅢ ~フューチャーランナーズSP~」

2023年1月28日(土)放送

世界で初めてのSDGsをテーマにしたレギュラー番組『フューチャーランナーズ~17の未来~』(毎週水曜22:54~関東ローカル・関西テレビ)の特別編です。
3回目となる今回のテーマは「生物多様性」。

MCのEXITが、取材で目の当たりにしたのは、人の手によって変わってしまった生態系。
そして、それを元に戻すために努力している人たちの姿です。

「かいぼり隊」の活動で在来種が再び増加

EXITの2人が訪れたのは、東京・井の頭公園

この井の頭公園の池には、今、在来種はどれくらいいると思いますか?

かつてこの池では、ブルーギルなどが増え、9割が外来種になってしまっていました。
そこで、生態系を回復させるために立ち上がったのが環境保全を行う地域ボランティアの方々です。「かいぼり」という池の水を汲みだし、泥をさらい、外来魚の駆除などをする作業を行っています。

今回EXITは、「かいぼり隊」の活動によって今、この池の中に在来種がどれくらい戻ってきているのか、池に入って一緒に調査。すると…出てきたのはたくさんの在来種の魚やエビ。外来種はいなかったんです。

地道な活動で、希少な在来種も再び増え始めているんです。

東京にたぬき!?都会で生きる生物を守る

人間による都市開発などによって、多くの生き物たちが絶滅の危機に瀕しているといわれる日本。特に東京では、手つかずの自然は減ってきています。

そんな中でも、実は、東京に、こんな生き物がたくさんいるんです。
それは・・・たぬき。1000頭以上も棲んでいるんです。

中でも東京都内にある自然教育園では、70年前から自然を保護。
すると、たぬきが自然と棲みつくようになりました。
ここでは、自然を人が保護したり、一方で、あえて手を入れないようにしたりとコントロールすることで環境の変化を守ったり調査したりしています。

たぬきが食べた木の実。その種は、フンに含まれ、別の場所に運ばれ新たな芽が生まれます。
フンに含まれる種を食べにくる鳥もいます。
たぬきがいることによって、多様性も広がっていくのです。

生態系の変化を未来へ残す生物部の調査

生き物がどこにどのように暮らしているのか、それを調べることも多様な生きものを守ることにつながります。
それを実践しているのが、創部から97年という伝統のある学習院・生物部。

「学習院の森」での生物観測では、500種類以上の生物を確認しています。
観察した生き物のデータは記録し、未来に残します。
継続して調査を進めることで見えてきたこともあります。昔と比べると見られなくなった生物や、一方で、温暖化など環境の変化によって新たに見られるようになった生物も出てきていることがわかってきています。

今、どんな生物がどんなところに生息しているのか知ること、それは、生態系を守る一歩です。そして、人が壊してきた生態系、変えてしまった環境に気づき行動を起こせば、再び戻ってくる生き物たちがもっと増えるかもしれません。


【番組制作を通じた環境への取り組み】
この番組の制作過程においては、極力CO2排出量を減らす方法をとりました。その上で排出したCO2英国アルバートツールを使用して算定し、それと同量の再生可能エネルギー由来のJ-クレジットを購入することで実質オフセットしました。
詳しくはこちら

カテゴリー別記事一覧へ

活動カテゴリー

活動リポート一覧

笑顔ひろがる社会のために

地球環境のために

番組・コンテンツをつうじて

働きやすさ・マネジメント