2023年2月28日更新
SDGs
フジテレビは、2023年1月28日(土)に放送した『EXITの未来を本気(マジ)で考えるⅢ~フューチャーランナーズSP~』(14:30~15:30関東ローカル)の制作過程におけるCO2排出量を「実質ゼロ」にし、初めてゼロカーボン番組を実現しました。
この番組は、フジテレビ・ニッポン放送・BSフジで展開する「楽しくアクション!SDGs」キャンペーンの一環として「生物多様性」をテーマに制作・放送されたもので、レギュラー番組「フューチャーランナーズ」(毎週水曜22:54~23:00関東ローカル・関西テレビにて放送)の特別編です。
まず、制作開始当初から、スタッフ・関係者全員に「環境に配慮した番組制作のためのこころがけ」を記した「グリーンメモ」を共有。
事前打ち合わせや、ロケ・収録時の移動に公共交通機関を使ったり、ペットボトルをやめて紙パックにしたり、ロケ弁当は魚にする(肉は環境負荷が高い)など、あらゆる場面で環境負荷の少ない方法をとりました。
その上で実際に同番組制作過程で排出したCO2をイギリスの公共放送・BBCが開発したオンラインツール「アルバート」を使って算定したところ、その量は約1トンになりました。使用するエネルギーの種類や移動手段を変えることでCO2排出量が変わってくることが実際の数値でわかり、CO2の量が“見える化”されることで、スタッフ・出演者の環境意識の向上を図ることにもつながりました。
そして、排出量分の再生可能エネルギー由来のJ-クレジットを、番組スポンサーであるMS&ADインシュアランスグループと共同で購入することで実質的にオフセットを実現しました。
フジテレビとして初めてとなるゼロカーボン番組をスポンサー企業とともに実現した背景には、社会全体でSDGsの取り組みが進展してほしいという共通の思いがあります。
今回の試みを参考に、制作のどの過程において環境負荷が高くなるかなどを検証し、今後の持続可能な番組作りに生かしていきたいと思います。
※アルバートは、番組制作に関連して排出されるCO2の量を算定するオンラインツールで、イギリスの公共放送BBCが開発し、現在はBAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)が管理しています。コンテンツ制作におけるCO2排出量を見える化し、持続可能な制作を促進するもので、現在 世界40か国2100社を超える放送局や制作プロダクション、大手配信業者などが活用しています。
MS&ADインシュアランス グループは、「活力ある社会の発展と地球の健やかな未来」を支えるために、SDGsを道しるべに、さまざまな社会課題の解決に取り組む保険・金融グループです。SDGsをテーマにした世界初のフジテレビのレギュラー番組『フューチャーランナーズ~17の未来~』を通じて、社会全体でSDGsの取組が進展していけるよう、協賛企業としてサポートしています。