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2023年4月5日更新

SDGs

3週連続SDGsウィークエンド!
第三弾「地球HEROES2023-最北・最南の地で...神秘の生態系を守れ!-」

2023年2月4日(土)放送

日本の最北・最南に飛んだEXITの2人が生き物の神秘に触れました。
今回のテーマは「海・陸の豊かさを守ろう」です。
このテーマは、「SDGs」=「先進国・途上国共通の社会課題の解決に向けて2030年までに達成すべき目標・ターゲット」の中に掲げられているもの。17ある目標の中の14番目と15番目です。

こういった問題の解決には、政府や国際機関だけでなく、民間企業も私たち市民も協力しながら取り組むことがとても大切。今、世界中がこの達成に向けて力を合わせています。
今回、EXITの2人が出会った地球ヒーローズは、南の海と北の大地で命を守り繋いでいる飼育員たち。彼らの生き物たちの命を守る取り組みを取材しました。

まず、兼近さんが向かったのは、北海道の旭山動物園。ここは動物たちの「行動展示」で大人気。
冬はペンギンが雪の上を歩く愛らしい姿に癒されます。


野生に近い形で飼育し、野生での姿そのものを見せてくれる旭山動物園では、動物たちの行動や息遣いを直接感じられるのが、醍醐味です。動物たちのすばらしさを伝え、知ってもらうことは命を守ることにもつながります。旭山動物園では、様々な動物の繁殖にも力を入れています。


去年9月には、14年ぶりにライオンの三つ子の赤ちゃんが誕生しました。実は、ライオンも絶滅の危機にさらされている動物。アフリカではこの20年間で、数が半分にまで減っています。生息地が農地として開発され、餌となる草食動物も減ってきているのです。

ライオンの子育てでは、オスが赤ちゃんを殺してしまうこともあるため、万が一のことを考えてオスとメスを分けて飼育する動物園が多い中、旭山動物園では家族で子育てする野生本来の姿を見てもらうため、時間をかけて一緒に子育てできる環境を整えました。

さらに、40年ぶりに繁殖・成長に成功した動物がいます。ホッキョクグマです。

ホッキョクグマの赤ちゃんは、生まれてすぐ死ぬことも多く、成長が難しいそう。
2020年から繁殖計画は始まり、綿密な準備と努力を重ねて大事に育てた命です。

ホッキョクグマをめぐっては、近年撮影された一枚の写真が世界に衝撃を与えました。
それは、骨が浮き出るほど痩せてしまったホッキョクグマ。北極圏では、温暖化によって氷が減ったことで、アザラシなどの餌をとることができなくなっているんです。
気象の変化によって脅かされる命を、動物園では必死に守っています。

一方、りんたろー。さんが向かったのは、沖縄の美ら海水族館。
約740種 1万点の海の生き物を飼育しています。

水族館の目玉は、27年飼育されている体長8.8mのジンベエザメ。
いまだにナゾの多い神秘の魚です。


国営沖縄記念公園(海洋博公園)・沖縄美ら海水族館


国営沖縄記念公園(海洋博公園)・沖縄美ら海水族館
ジンベエザメにはまぶたがありません。
では、どうやって瞬きしていると思いますか?
これを突き止めたのも、この美ら海水族館。
実は、目玉が奥に引っ込むんです。

さらに、白目は数千枚のうろこでおおわれていることも発見。
この発見は、世界を驚かせました。

美ら海水族館には、海の生き物を保護するHEROたちがたくさんいます。
保護しているうちの一つがウミガメ。気温や水温の低さが体調の異変をもたらすことがあり、1年に多いときでは、10件以上保護することも。

りんたろー。さんが、お手伝いしたのは、子ガメの甲羅磨き。甲羅が汚れていると、病気やケガを見つけにくくなります。そのため、これも命を守る大事な仕事。


国営沖縄記念公園(海洋博公園)・沖縄美ら海水族館
さらに、美ら海水族館では、命を守るためのとんでもない研究もしています。2021年、深海に棲むサメを人工子宮装置で育成・人為的に出産させることに世界で初めて成功したんです。

サメの血液に似せた人工羊水で、育成しました。この研究を応用することができれば、将来、絶滅が心配される生物などの種の保存に役立つ日がくるかもしれません。


国営沖縄記念公園(海洋博公園)・沖縄美ら海水族館

誰でも間近で命の神秘に触れることができる動物園や水族館。
ここでは、人間によって生活の場を奪われ、絶滅が危惧される生き物たちの命や種を懸命に守っています。

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