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2022年1月26日更新

あなせん

12月14日 〔特別授業〕デジタル紙芝居を使用し、朗読講座を開催

デジタル紙芝居「朗読講座」 
先生:奥寺健アナ 小室瑛莉子アナ

今回の『あなせん』は、いわば特別編リターンズ。「あなせん・デジタル紙芝居」のため、武蔵野プレイスに約1年ぶりにお邪魔しました。『おうち応援プロジェクト・デジタル紙芝居』にある作品の中の3作目「ごん狐」をアレンジし、アナウンサーの代わりに子どもたちに読み手になってもらうものです。音楽や効果音はそのまま。大画面とマイクの前で、アニメの声優さんの録音のように、読み、演じてもらいます。

今回は、新人の小室瑛莉子アナウンサーに加わってもらい、小学4年生から6年生を対象に参加人数も12人に増やし、少しスケールアップしました。
コロナ対策で、互いに距離をとり、アクリル板に区切られている上に、マスクで顔の半分以上が隠れていましたが、それでも、一人一人の目がキラキラと輝いていて、とても気持ちが伝わってきました。

最初は、ト書きを小室アナウンサーが読み、子どもたちには「兵十」や「加助」の台詞部分を読んでもらいました。皆、少し緊張しながらも、言葉のキャッチボールを楽しんでいるように見えました。そして最後は、ト書きも含め、子どもたちだけで「ごん狐」を作ることができました。
※ト書き・・・「台詞(セリフ)以外の文章」を差す演劇用語

「ごん狐」は、教科書に出ている作品なので学校でよく勉強していたこともあり読むごとに皆、上手になっていくのが分かりました。そして、あることに気づきました。やればやるほど、子どもたちはどんどんマイクに近づいていくのです・・・。“夢中になって”やってくれているのだな・・・とうれしくなりました。「やりたいひと!」と聞くと、次々に手が挙がり最後は時間をオーバーしてしまうほど、あっという間の1時間半でした。

そしてコロナが収束したら、子どもたちによる見事な“ライブ”の「デジタル紙芝居」を、ご家族やお友達にも見てもらえたらな・・・と思いました。

文:奥寺健(フジテレビ アナウンサー)

今回訪れたのは、東京都武蔵野市にある「武蔵野プレイス」。応募してくれた子どもたち12人と一緒に『あなせん』特別編を楽しみました。

授業が始まり、まずは自己紹介。私自身、今まで人前で話す機会があまりなかったので、とても緊張しました。子どもたちも同様、緊張しているのかまだ固い印象。
お互いの緊張をほぐすため、コミュニケーションの基本である姿勢・発声を意識しながら大きな声を出して、声を出すことに慣れてもらいました。

少しずつ打ち解け始めたところで、いよいよデジタル紙芝居に挑戦します。
普段あまり見慣れない、画面上部にタイムコードが乗ったBGMのみの映像にセリフを合わせていきます。一度お手本として我々が披露した後、子どもたちにもやってもらいました。それまではそれぞれの席から動かず授業をしていましたが、ここからは他のみんなの前に立ち、スタンドマイクに向かって読んでもらいます。

画面上部の秒数に合わせて読むのはまだ難しいかもしれないと思っていましたが、子どもたちは適応能力が高く一巡目からうまく合わせることができました。
その後も回数を重ねるごとに、映像とセリフのタイミングが合っていきました。セリフにも感情が乗り、盛り上がります。今までなかなか上がらなかった手もどんどん上がるようになり、たった1時間半でこんなにも成長できることに驚いたところで、授業は終了時刻。

この授業をきっかけに、今回扱った「ごん狐」以外にも興味を持ってナレーションの楽しさを知ってもらえればいいなと思いました。

文:小室瑛莉子(フジテレビ アナウンサー)

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