笑顔ひろがる社会のために

2022年2月3日更新

あなせん

12月21日 東京都西多摩郡日の出町立大久野小学校で出前授業『あなせん』を実施

5年生 「スピーチ講座」 
先生:渡辺和洋アナ/黒瀬翔生アナ

今回の『あなせん』は、東京都多摩地域西部、藤の花や桜の町としても知られ、自然豊かな日の出町にある大久野小学校です。学校の正門に着くと、なんと天然芝の広々としたグラウンドがなんとも羨ましい環境。休み時間には子どもたちが伸び伸びと芝の上で遊んでいるのが印象的でした。
そんな中、体育館にぞくぞくと集まってきたのが、参加してくれる5年生のみなさん。椅子を自分たちで並べて準備を自主的にしていることに感心しました!

さあ、チャイムが鳴っていよいよ『あなせん』スタート!今回のテーマは、「スピーチ」です。
人の前に出て話すというのは苦手、怖い、緊張する、大人でもそう思うのですから子どもたちにとってはとても大きなハードルです。この『あなせん』で、少しでも「前に出る勇気」を体験してもらえたらと思って取り組みました。

みんなで発声練習を出しながら、「スピーチ」が得意になる為のポイントを説明しました。
例えば、滑舌練習「ばら ばり ばる ばれ ばろ」。みんなで一緒にやると、おー!さすが5年生!みんな上手に大きな声で、一生懸命取り組んでくれていました。
ただ、「じゃあ、ひとりでやってみたいひと!」と聞いてみると、「シーン」...。なかなか手が上がりません。みんなの前でやるのは確かに恥ずかしいですよね、当然です!

この後の授業後半は、渡辺、黒瀬アナに、みんながインタビューをして、それを元に他己紹介文を作り発表してもらうため、自由に質問してもらいました。鋭い質問をたくさんしてくれて、みんなの興味や好奇心の旺盛さに、どんどん引き込まれていきました。

そして、いよいよ今日のメインイベント、発表の時間です!
「じゃあ、やりたい人!?」ドキドキしながら聞いてみると「はい!」「はい!」「は-い!」「やりたいです!」と、たくさんの子どもたちから手が上がりました。そして、ひとりずつ前に出てきて、緊張しながらも、自分の考えた文章を大きな声で、一生懸命発表してくれました!

手を上げる勇気、人前で話す勇気、でもやってみたら楽しい!この自信をたくさんの子どもたちに感じてもらえたのは、とても嬉しかったです。こんなに短い時間に、どんどん変化、成長する大久野小学校のみなさんから、私も刺激を受けました。

文:渡辺和洋(フジテレビ アナウンサー)

私は今回初めて『あなせん』に参加しました。以前から、参加したかったプロジェクトだったので私自身、とても楽しみでした。今回のテーマは、「スピーチ」ということで、まずは姿勢・発声・滑舌などの練習を行いました。最初は小さな声でしたが、何度も繰り返すことで子どもたちも大きな声、人に伝わる声を出せるようになっていました。特に、滑舌練習では「これ難しい~」と苦戦しながら、1人1人が一生懸命練習する姿を見ることができました。

そして、実践の「スピーチ」では、2班に分かれて我々2人にインタビューをしてもらいましたが、子どもたちからどんどん質問が来て、私も楽しく話をさせてもらいました。また、質問して出た答えからさらに質問をしていたので、インタビューの仕方がうまいなと驚きました。
「スピーチ」を発表するときには、みんな積極的に手をあげて発表するだけでなく、前半で学んだ『伝わる声』でしっかりと発表ができていました。「スピーチ」の内容も、自分が伝えたいことを選択して上手にまとめていたことにも驚きましたし、まとめ方も子どもたちの自由な発想が活かされていて「スピーチ」を聞くのがとても楽しかったです。

今回の授業で大勢の前で話すことの楽しさやインタビューをしてその人のことを知る楽しさを感じてもらえればなと思います。大久野小学校5年生の皆さん、そして、先生方ありがとうございました。

文:黒瀬翔生(フジテレビ アナウンサー)

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