2022年1月17日更新
2021年12月4日、新型コロナウイルスの感染者数が減ってきた時期に、2019年と2021年に豪雨被害を受けた佐賀県武雄市を視察しました。
武雄市は2019年8年27日からの令和元年佐賀豪雨と2021年8月11日からの大雨でも浸水被害を受けています。この浸水は「内水氾濫」で、大量に降った雨を大きな河川に排水する能力が追いつかずに浸水してしまったそうです。
この日は、武雄高校2年生の中向朝日さんの案内で、六角川沿いのお宅に住む女性に話を聞くことができました。家屋の一階部分が完全に浸水してしまい、二階に逃れしばらくそこでの生活を余儀なくされたそうです。
家の外の壁に残った2本の線。
下は令和元年(2019年)、上は令和3年(2021年)の豪雨で水があがってきたラインです。
身長をはるかに超える高さに驚かされました。
さらに同市の「おもやいボランティアセンター」にも立ち寄り、代表の鈴木隆太さんに復興の様子について伺いました。
また、この視察に先立ち、武雄高校にもお邪魔させていただき、放送部の皆さんにミニ『あなせん』を実施。
放送部は佐賀県高校放送コンテストや全九州高総文祭に向けて、災害に関するVTRを制作している最中ということで、VTRに関してアドバイスを行ったり、発声・滑舌や伝わる話し方のコツなどを伝授しました。
今回の武雄市の視察で、改めて二度に渡る水害でこの地域が受けた被害の大きさを知りました。
近いうちに再度伺い、微力ながら復興のお手伝いができればと思いました。