大熊中学校の仮設校舎で「こども笑顔プロジェクト」を開催
[2017年7月6日更新分]
4月22日、第6回「こども笑顔プロジェクト」を開催してきました。
今回もノコギリ体験、輪ゴム銃、アメガラス体験、家でも出来る傷の特殊メイクなど美術ならではの内容で、子どもだけでなく大人の方たちにも楽しんでいただきました。
会場は会津若松市にある大熊町立大熊中学校ですが、会津若松には大熊町はありません。大熊町は福島県浜通り地区にあり、福島第一原発があるため、いまだに帰還困難区域で解除される目途はたっていません。
今回開催に当たって色々と相談に乗っていただいた大熊町教育委員会の先生や、大熊小学校の校長先生、教頭先生、会場となった大熊中学校の校長先生、教頭先生皆さんが口をそろえて言うのは「震災当初は多くの援助の手が差し伸べられたが、震災から6年も経つとほとんど来てくれる人はいなくなった。だから今回こうしたタイミングで来ていただけるのは本当に嬉しい」ということでした。
年に一回のイベントですが、改めて継続していくことの大切さを痛感した今回の「こども笑顔プロジェクト」でした。
みんなで記念撮影! |
文:三竹寛典(フジテレビ 美術制作局)