美術関連協力会社が岩手県大船渡市で『こども笑顔プロジェクト』を実施
[2013年11月23日更新分]
フジテレビ美術制作局と美術関連協力会社からなる「八美会」で立ち上げた被災地復興支援「こども笑顔プロジェクト」。
その一回目となるイベントが岩手県大船渡市で行われました。
「テレビ美術の力で被災地の子どもたちに笑顔を届けたい」
そんな思いで始まったプロジェクト。今回は和室のセットとサザエさんなどのキャラクターの衣装、そして、セットの廃材を利用して作った輪ゴム鉄砲の工作キットを持って、大船渡市にあるショッピングセンターのイベント会場に「こども笑顔ひろば」を作りました。
まずは、イベント開始に集まった子どもたちとセットを建てました。金槌と釘やのこぎりを手にした子どもたちは、大道具のスタッフに教えてもらいながら、実際にセットを建てていきます。
そして、壁ができたらそこに思い思いに絵を書きました。
あれ…カレンダーってこんなだったかな?
子どもたちの自由な発想には驚かされます。
セットが建ったら今度は衣装、メイクのスタッフの出番です。
サザエさん一家やバカ殿にオカレモン…テレビで見たことのあるキャラクターに変身して、セットの中ではいチーズ。親子揃って、アイーン!ちなみに一番人気はワカメちゃんでした。
セットの建込みや衣裳をつけての変身以上に盛り上がっていたのが工作コーナー。セットの廃材を利用して準備したパーツを組み立てて、輪ゴム鉄砲を作りました。100セット用意した工作キットは、すべてなくなりました。
鉄砲が完成したら、試し打ち…射的コーナーも盛況です。
およそ150人の子どもたちが集まってくれた今回のイベント、普段、接することのないテレビのセットや衣裳に触れただけでなく、モノを作ることの楽しさを感じてもらえました。
そして何より子どもたちだけでなく、一緒にいたお父さん・お母さんやスタッフにもたくさんの笑顔があったことが印象的な一日でした。
文:豊田亮介(フジテレビ 美術制作センター)