第4回 2007年7月26日(木)放送 あらすじ

温泉にスイカ!?

 丸越デパート本店の売り上げ優秀者に贈られた温泉旅行が実施される。各フロアの成績優秀者に混じって、バッグ売り場からは青柳恵美(伊東美咲)、毬谷まりえ(深田恭子)、吉野加奈子(上原美佐)の社員とメーカー売り場の大山遥(小池栄子)の4人が参加。奥園雅之専務(及川光博)の先導で、一路、温泉旅館を目指す。
 その日は平日。エースの恵美たちが抜けたバッグ売り場では、田村剛彦部長(谷原章介)が居残った黒板リカ(三浦理恵子)、豊川みさと(矢沢心)、新入社員の森田吾郎(米原幸佑)に個人成績を上げるチャンスと声をかけている。丁度その時、葛沼忠副部長(温水洋一)が老紳士、伊集院を連れて来た。葛沼が、創業当時から丸越の上得意と話す伊集院は、バッグ売り場の通称、仏壇(売れ残りバッグの棚)で歩みを止める。伊集院は、古いデザインのバッグを手に取り、かつて妻に買ったバッグだと懐かしがった。そして、応対した森田に3日後に行われる孫娘の結婚式の引き出物にすると、100個注文。田村に檄を飛ばされたばかりの森田は、大喜びで引き受けてしまうのだが…。
 伊集院が帰ると、嬉々として伝票をつける森田が売ったバッグを知った葛沼は震え上がる。リカやみさとによると、そのバッグは売った人に呪いがかかると噂される因縁の品物。葛沼の頭もこのバッグを売ったために…なんて話もあった。案の定、バッグに100個もの在庫はない。メーカーも既に倒産している。呪いは否定した田村だが、奥園五右衛門社長(若林豪)の依頼で置いているだけでバッグの出自の詳細は不明。バイヤーの松原徹人(川田広樹)なら知っているだろうと聞こうとするが、あいにくの有給休暇。携帯に電話しても応答がない。
 その頃、恵美たちは夜の宴会に突入。しかし、恵美はこの時間までせっかくの温泉に浸かれずにいた。旅館に着いた途端に携帯にかかってきた父からの電話に端を発したのか、“壁おんな”の恵美は大山たちの目を気にして、1人で温泉に入る隙を狙っていたのだが、そのタイミングが計れなかった。宴会中も、大山らを酔わせて温泉に行こうとするが、上手くいかない。
 宴会を終えると、まりえたちは卓球対戦。この隙にと思う恵美だが、やはり大山に見透かされてしまう。と、その時、恵美の携帯が鳴った。田村から、松原の消息についての問い合わせだった。有給を取って恵美たち…いや、まりえを温泉に追いかけたのだろうと予測したのだ。松原の姿はなかったが、恵美は件のバッグの件を田村から聞く。
 電話を切った恵美は、雅之や、やはり同行していた奥園社長らに話す。田村によるとメーカーも問屋もつぶれていて、在庫は工場にしかなさそう。しかも、唯一工場を知っている松原は、連絡がつかないのだ。奥園社長は、呪いが噂されるバッグの真実を恵美たちに語る。また、雅之も仕事の顔になり、徹底して松原を探すしかないと…。恵美が松原のマンションに電話すると、やはり松原は管理人に温泉に行くと言って出かけていた。だが、着いていない…松原はその時、完璧に道に迷っていたのだ。
 翌朝、恵美たちは温泉旅館の周囲に松原を探しに行く。だが、松原の姿はなかなか見つからない。まりえとペアで捜索していた恵美は、立ち寄った店のおばさんが出したバッグを見て…。

キャスト

青柳恵美(30) … 伊東美咲

毬谷まりえ(25) … 深田恭子

奥園雅之(34) … 及川光博

松原徹人(33) … 川田広樹(ガレッジセール)

大山 遥(27) … 小池栄子

黒板リカ(32) … 三浦理恵子
吉野加奈子(26) … 上原美佐
豊川みさと(28) … 矢沢 心
長島真澄(24) … 河本麻希

葛沼 忠(42) … 温水洋一

奥園五右衛門(65) … 若林 豪

田村剛彦(38) … 谷原章介

スタッフ

■原作
 「山おんな壁おんな」
 (講談社 イブニングKC)高倉あつこ著

■脚本
 前川洋一

■プロデューサー
 保原賢一郎
 塚田洋子

■監督
 葉山浩樹

■音楽
 石田勝範

■制作
 フジテレビ

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